Kさんが夜出かけていた私に電話を掛けてきて、家の所で待っていると言う。急いで帰ってみると借りた金の一部を返しに来たとの事。おおそれは殊勝なこと。実は吾輩も「今月足りない借りねばな」(バナナ・ボートの節で歌うこと)状態だったのだ。何とタイミングがいいのだろう。実はKさん昨日も来たのだが、私が山へ行っていて居なかった為パチンコへ行ったとのこと。為にそれで一万円すってしまって私に返す分が減ったそうな。(何じゃそりゃあ!)とにかく私は今月後いくらあっても足りない。買いたい物が一杯あって金策に苦労しているからだ。(買わなきゃいいのに)
貸した金を返して貰っているのだから別にそんなにありがたがる必要は無いのだが、こんな時はKさんに後光が差して見える。えーと後誰かに貸してなかったかな?
「はい、お借りした百万円返しに上がりました。」
何て言う人が出てこないかな。(貸していないのに出てくる訳無いだろ!)
僥倖は当てにしない主義だが、こうなったら宝クジでも買ってみるか。少しは夢を見ることが出来るかも知れん。あ、その宝くじを買う金もなかったんだっけ。しょうがない、借金するか。(アホ!)
ハリー・ベラフォンテ 「バナナ・ボート・ソング」