私の肺炎もどき?騒動や何かで延び延びになっていた長野県の入笠山に登りに行った。入笠山はスズランの群生地で有名な所で今が盛りと聞いて出かけた。柏粼から早朝5時から車を飛ばし諏訪南インターで降りると直ぐに沢入登山口に着いた。それまで坂道を上がってくる時には車に全くと言っていい程出会わなかったのに、駐車場は車で満杯なのには驚いた。
8時15分に登山口を出発。カラマツやオオシラビソ、白樺などの樹林帯を経て順調に進む。木陰を抜ける風が涼しくて気持ちいい。
登山口の沢入駐車場。ここより先はマイカー規制が行われている。
監視人さんが駐車場整理を行っていた。トイレもあって
便利だが、はや駐車場は満杯状態。
フタリシズカ。これ以後入笠山湿原までほとんど花が
無かったのが残念
おキノコ様発見!シロヤマイグチか?いやキノコ博士に
お訊きした所シロヌメリイグチでした。
ここでトラブル発生。私のカメラのズームレンズがどうもおかしい。ロック解除してるのに回らない。いじっているうちにズームできるようになるのだが、知らないうちにまたロックがかかってしまう。(ズームロックは解除しているのに)何度か繰り返しているうちに今度はロックがスカスカになり、ズ−ムしてもピントがしっかり合焦しない。あらら、遂に壊れちまったかな?トホホ、また修理代金が掛かるな。益々ビンボーに拍車が掛かるのであった。(涙)と言う訳で以降の写真はピントが合っていない物が多いですが、我慢して見ておくんなせえ。
湿原の入り口には鉄柵がしてあった。鹿の食害が酷いので侵入を阻む為の物だが、これよりあちこちにこの柵がしてあった。それにしても近年の野生鹿の繁殖には困ったものだ。動植物の生態系を乱す元となっている。昔は狼という天敵やマタギ等の狩猟家も居たから、そんなには増えなかった。だが今や狼は絶滅し、狩人の数は激減している。加えて近年の温暖化が少雪の原因となり、越冬する鹿が植えた事も原因の一つとされる。いずれにしても早急に駆除など対策を施さないと生態系のバランスが大きく狂ってしまいかねない。
話が横道にそれたがスズランの群生が見られると思って湿原に入ったものの花の時期は終わっていた。そ、そんな!インターネットで調べて6月17日に行った人はまだスズランが盛りであったと言っていたのに・・・・・。嗚呼、花の時期は短いのね、私の美貌の様に。(お前は女か!)
ゴンドラを使って湿原にやって来るハイカーも多いので
湿原は沢山の人で賑わっていた。
この旨そうなおキノコ様は何じゃ?ヌメリスギタケでした。
年2回採れるそうな。
クリンソウ。鹿がこの花は食べないのでどんどん繁殖する。
生態系が乱れて困ったものですな。
またしてもおキノコ様登場。これは何だか分らんぞー。
それにしてもあたしゃこの山へ何しに来てるんだか?
レンゲツツツジ
[
はい、頂上に着きました。所要時間2時間。お天気はいい。けれど雲が湧いていて周囲の山はちっとも見えない。期待して来たのにウエーン!
中央アルプスも雲の中
頂上で昼食を摂りながら1時間程雲が取れるのを待ったが、どうにも見えそうも無いので、諦めて下山することにした。湿原を通りゴンドラ駅のある山野草公園へ向かう。
シロバナヘビイチゴ
アツモリソウ。これは移植した物のようですね。
他の場所には咲いていませんでした。隣はエンレイソウ。
途中で遭ったブルドッグちゃん。頭につけたサングラスが
カワユイ!飼い主さんが首の周りの皮を掴んで引き揚げても
痛いそぶりも見せず愛嬌を振りまいていました。
ノアザミかノハラアザミ。(見ただけでは区別は難しい)
山野草公園へ移り展望台があるので行ってみると、漸く八ヶ岳方面が晴れてきた。全貌はまだ見えないが下界はしっかり見える。
展望台からは八ヶ岳の山々と下の街並みが一望できる
グンナイフウロ
さて下山してお風呂に向かう途中で漸く八ヶ岳がその勇姿を見せてくれた。頂上にいる時に見たかったが、まあ見ないより増しでしょう。帰りがけの駄賃にパチリ。今回の山行も展望はイマイチだった物のまずまずでした。
漸く雲が取れて姿を現した八ヶ岳