忘年会や飲み会があると嘗ては必ず二次会はカラオケだった。最近は二次会その物が不景気のせいか少なくなったようだ。だがたまに付き合って若い人達に最近の歌を歌われてもさっぱり分らない。そもそも今のアイドルグループのAKB48の歌なんてちっともいいと思わないから、私のおじさん度も相当なものだ。一人、一人で歌うとアラが目立つので大勢で歌ったり踊ったりしているのかと難癖付けたくなる。
最近はオジサン達が歌える大人の唄が少なくなったと熟々感じる。歌の上手い歌手が少なくなったのが原因かも知れないし、携帯音楽プレイヤー辺りに起因しているのかも知れない。時代をそんなに遡らなくてもちょっと前迄は上手い歌手は結構いた。私ははっきり言って歌の下手な歌手は嫌いである。視覚に訴えなければ聴けないような歌手はもはや歌手ではない。
と偉そうなことを言ったが、じゃあお前はカラオケが上手いのかと言われれば答えはノーである。大体声が宜しくない。例え唄が少し位拙くても声が良ければそれなりに聞こえるものだが、私の場合お世辞にも美声とは言いがたい。従ってカラオケなどでは余り歌われないような歌を歌って煙に巻くのである。今年の忘年会用のカラオケ曲はこれに決定した。今から練習しとこ。それにしても前野曜子は歌上手かったなあ。
前野曜子「蘇る金狼のテーマ」
