正月早々2年ほど前に我が家のオーディオを聞きに来てくれたお客さんが友達を連れてまた訪れてくれた。最初我が家のシステムが変わったとは気づかなかったようだ。まあ、無理もない。うちのシステムは地味だからなあ。スピーカーの色が同じだし、フロントホーンも同じ。私に言われて
「そう言えば前はウーファーは1本でしたもんね」
と漸く気がつかれた。自分ではあれから大分音が良くなったと言うか、自分好みになったと言うか、悪い方には行ってないという自信があった。
Mさんに同行してきたSさんは埼玉県在住だそうだが、正月なので帰省しているそうな。ご自宅ではレコードプレーヤーがあってLPも聞いていらっしゃるとの事。お好きなLPも持参してきて聞かせてほしいとおっしゃったので、早速かける。ロックがお好きなようでレコードはレッド・ツェッペリンだった。
ライブ会場にいるようで良かったとの感想を聞いて嬉しかった。私はジャズが好きだが、やはりライブの熱気が伝わるような音の再生を目指しているからである。
2時間半ほど聞いて帰られたが、私が話した音楽の事、オーディオの事などに納得していただけたのが、嬉しかった。MさんなんかはやっぱりLP再生をやろうかななどと考え始めてきているようだ。おお、オイラの毒が回り始めたな。シメシメ・・・。と私はわが意を得たりとばかり、一人ほくそ笑むのだった。「アナログ・オーディオは死なず」ですよ、皆さん。