外から帰ってきて玄関の鍵を開けて戸を開けた瞬間電話が鳴っている事がよくある。履いてる靴を脱ごうとして、慌てて転びそうになりながら電話に辿り着いて電話を取ると、その瞬間電話は切れていた。
「バッカヤロー！ひとが靴もよう脱がんうちに電話に出たのに、切るとは何事だ。」
と電話に毒づく。またこの逆も良く有って靴を履いて出かけようと玄関を開けると電話が鳴る。これまた慌てて出ると、
「ご不要な重機やトラックはございませんか？」
「うちはもう商売止めました！」
ガチャンと電話を切る。クッソー、何だと思って戻ってみれば与太電話じゃないか。こちらが出かけようとすると決まって電話が鳴るから頭に来るよね。
えー、こんな事もございますよ。トイレでフンバルトベンギン状態の時にトゥルルルルル・・・・・・。
「アホー、こっちは出ないから出られんのじゃ」（何のこっちゃ？）
これが風呂に入ってる時はどうかというと、風呂場は密室状態のためと脱衣所も間に有るため、電話の音が聞こえない。依って反って焦らなくて済む。
まあいずれの場合も面倒なら出なけりゃいいんだけど、やっぱり根が律儀？なもんだから、電話が鳴ると放っておけない。損な性分ですな。
それから嵌まって音楽を聴こうとアンプの火を入れ、レコードに針を下ろすと電話が来る。しょうが無いからボリュームを絞って素早く針を上げ、電話に出るとこれが長話となる。やれやれ終わったと思ってまた針を下ろすと♪ピンポ〜ン♪。今度は人が来る。で、今度は玄関で長話。一体いつになったら音楽を聴けるんだ？でもこの長話の途中で電話が来るとおお、ラッキーと思うんだけど、電話に出て応対しているうちに、今度は音楽を聴こうとしていた事を忘れてしまう。ええい、これもみな最初の電話が悪い！
と言う訳でタイミングの悪い電話が掛かってきた日は、何だか一日のリズムが狂ってしまう。皆様どうぞ私に電話する時はいい頃合いを見計らってかけて下さいね。えっ、そっちの都合なんて分かる訳がないですって？アハハ、そりゃあそうですな。こりゃまた失礼致しました。ハイチャ。
