すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

綱引き

 まもなく地域の運動会や市民運動会が近づいてくるが、最近は学校やこうした地域の運動会でさっぱり綱引きが行われなくなった。その昔はオリンピック競技でさえあったのに・・・・・。

 やらなくなった理由としては綱が切れた際や、勝負がついて力を緩めた時に、力一杯引いていた方のチームの最後尾の人が倒れて怪我をするというものらしい。だが待ってくれ。我々が小学生の時にはちゃんと綱引きがあったはずだ。最後尾の人間が倒れて云々というなら、昔も同じ条件だったから、中止になったって良かったはずだ。それがならなかったのは危険だとどうのこうのではなく、事故が起きた際の責任を取るのが嫌なのだろう。誰が責任を取るのか?当然主催者だが、綱引きで事故が起きたって引いている当事者同士にも責任はそれなりにあるだろう。

 綱引きでなくとも事故は起こりうる。大分前の地域運動会(私が若い頃)でリレーのアンカーがゴール直前で足がもつれ、転んで鎖骨を折る事故が有った。じゃあリレーがその後中止になったかというとなる訳がない。そうだろう。運動をしている限り事故はつきものだ。ただ危ない方法でやっているかだ。無論管理、安全面は十分配慮して行うべきだが、それでも起こる事故は不可抗力というものだろう。いちいち不可抗力の事故に目くじらを立てたら、何も出来なくなってしまう。

 事故を恐れる余り、おとなしい競技ばかりになってしまって、たくましさが足らない子供達が増えはしないか?最近の子供達がハングリーさに欠けると言ったことは、実は小さいうちから醸成しているのかも知れぬ。