地元の中学校の合唱コンクールに参列した。今の学校は少子化で一クラス当たりの人数が30人前後と少ない。それだけに手抜きをすれば直ぐに分かるから、』真剣にならざるを得ない。私みたいに面倒くさがり屋は口パクをして歌っているふりをするのだが、流石にこの人数では無理だ。
歌は皆新しい物ばかりで一曲も聞いたことがない。おまけに横文字のタイトルの物もある。横文字にすればカッコイイとか新鮮だとか思って作詞したんだろうか？兎に角馴染みのない歌ばかりなので皆同じに聞こえる。課題曲があれば比較して巧拙を判定出来るのだが、自由曲ばかりでは歌の選び方でも有利、不利がありそうだ。子供達の間では人気なのか、谷川俊太郎作詞の曲が3曲あったのは恐れ入った。生徒達の感性と一致する所が有るのかも知れない。
一応全クラスの合唱を聴いた後で休憩になったので引き上げることにした。車を駐車する際ひどい雨だったので、傘をトランクから出す際したたかに塗れた。本日は寒く、だだっぴろい体育館なら尚更のこと。会場にはストーブが置いてあるのにつけないなんてケチ！風邪を引いてしまいそうなので這々の体で退却した。
それにしても折角来賓として我々を招いておきながら、採点をさせないのはどういうこと？採点させないから、いてもいなくても同じ事と思って私なんかエスケープしちゃうんだよ。そこんところ先生方は分かっているのだろうか？え、枯れ木も山の賑わい程度に考えているって？それじゃあ早く帰って正解だったなあ。帰宅するや否や直ぐにエアコンの暖房を入れ、熱いコーヒーを飲んだ私でした。
