すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

編み物をする女の子

 私が中学の頃は女子生徒の中には冬の休み時間に必ず編み物をする子は何人かいた。だが今はどうだろう。そんな子は皆無なのではないだろうか。況してや高校女子で服をちゃんと仕立てられる生徒が何人いるだろう。雷帝親に手伝って貰って展覧会に間に合わせる始末だ。いやその肝心の親も出来るかどうか怪しい。そのまた親に頼らなければならないかも知れぬ。

 いつからこんな事になったのだろうか?おそらく男女差別はいけないという意見が多くなってきた辺りではないだろうか。だが女が嘗て当たり前に出来たことが出来なくなり、その反対に男が当たり前に出来たことが出来なくなっている。これで果たしてこの二人が結婚して上手く家庭を築いていけるかいささか心配である。
 
 私は男女は同じ事が出来なければならないと言う意見には反対である。最近はイクメンとか言って育児に協力的だったり、料理や掃除まで頑張る男子が増えてきた。それはそれで結構なことだ。女性も働いている場合が多いから、家事を分担することは悪いことではない。だが男女には体力差がある。力仕事や大工仕事などは一般的に男子の得意とするところだろう。もちろん男女でそれが逆転している場合もあるが、あくまでも一般的に言ってである。

 つまり双方が得な分野で頑張ればいいと思うのだ。それを今の教育はどちらも大事だとばかり中途半端な教え方になっていないか?それなら以前のように男子は技術科、女子は家庭科でいいではないか。要は結婚して上手くやって行けることが大切なのである。男が一人暮らしになっても暮らして行けるようにはとは余計なお世話である。大工仕事も満足に出来ない男と針仕事や料理も上手くない女が一緒に暮らして幸せか?

 まあ価値観は人様々であるから、案外今の若者はそれほど自分の連れ合いが大工仕事や家事が上手く出来なくても構わないのかも知れないが、私たち世代から見ると?なのである。男女の性差をなくそうとばかりしないで、性差を認めて互いに合ったことをしっかりやって行くのが大事なのでは有るまいか。冬の学校の休み時間に誰のために編んでいたのか知らないが、楽しそうに編んでいた女子生徒の姿が懐かしい。