朝5時に目が覚めてその後はうつらうつら。午前中はまだそんなに眠くなかったが、床屋さんへ行ってきてから蕎麦を打つ。12時半ころKさんが蕎麦を食べにやってくる。2人で5人前を平らげる。
とここまではまだ良かったが、そのうち目がショボショボし始める。そして腹が膨れたせいか猛烈に眠くなってきた。本当はここで横になれば心地良い眠りに落ちて天国気分を味わうことが出来るのだが、Kさんのいる手前眠る訳には行かない。眠るのを我慢していると頭がくらくらしてきた。瞼を閉じるとそのまま轟沈しそう。
(ほーら、眠くなる。お前はだんだん眠くなる。寝ちゃえ、寝れば?)
と悪魔の囁きが聞こえる。いくら何でもKさんとは言え、お客様の目の前で眠れようか。お行儀の良い私は断じてそんな非常識な事は出来ない。
(尤もKさんは私が遊びに行った時は私がいても平気で寝ているが・・・・。)
我慢していると尚更頭がおかしくなってくる。最早意識朦朧。前後不覚。錯乱状態。(漢字ばかり並べるな!)ここで
「あ、もう6時か。帰るわ、俺」
とKさんの一言。た、助かった〜。あともう少しで失神状態に陥るところだった。全くこの眠いのに眠ることが出来ないのはまさしく拷問ですな。まあ、考えてみればKさんは私の前で平気で寝ているのだから、何も遠慮する事は無いのだが、そこはそれ、育ちの良さと言うのが有って(誰が?)そういうハシタナイことだ出来ない自分がつくづく恨めしいのでした。