今年はいつまでも寒かったので山菜採りの始動が遅れました。ふきのとうはともかく先日やっとゼンマイをちょっと採っただけ。いつもの年ならふきのとうから始まってタラの芽、ゼンマイ、コシアブラ、ウド、ワラビ･･･と続いて行くのだが、どうも順序がぎくしゃくしている。
タラの芽は今年はまだ本格的に採っていなかったので、午後から出かけた。なに、出る場所は知っているので、午後から行こうが幾らでも採れます。と思っていたのだが･･･。
最初に行った場所は既にあらかた採られていた。そうだよね、もう4月20日を過ぎてるもんね。ただね、ほどよく芽が伸びた状態で採りたかったものだから、わざと少し遅らせていたんだよ、うん。（負け惜しみの強い奴）しかしこれくらいは予想出来たこと。こんな時の為ふふふ、秘密兵器を用意しているのだよ。ジャジャーン、毎度お馴染み長柄の鎌です。（何だ、代わり映えしないじゃないか）
タラの芽じゃ。あれ、あんまり上手く撮れてないのう。ま、いいよね。
オイラの撮る写真だから。
これで先発組が取り残した高い枝の先の芽を取ってくれようという訳だ。鎌で引っかけて引っ張り、たわませて芽を取る。どーれ、ヨイショと。ほら、大きなのが採れた。ふふふ、人間は困難に立ち向かってこそ偉いのだ。（たかがタラの芽採りで･･･）他人が採れなかった物を採るのは痛快じゃ。どれ、もう1本。ヨイショ･･･。ありゃあ、折れた。構うもんか。タラの木は再生能力が高いんだから、また直ぐ生える。（酷い）さて、次じゃ。ありゃあ、また折れた。根性無いのう。（それ、森林破壊だべ）
さーて次は・・。うん？（足下を見る）あれ、ワラビが出ている。え、もう？まあ考えたら出てもおかしくないけど、まさかタラの芽採りの時期にワラビを採ろうとは思わなかった。でも出ている以上採らねば。（性やのう）
おお、結構太い。ここは陽当たりが良いからのう。おほー、結構採ったぜ。これじゃどちらが本命かわからん。こうなりゃ他の地点も行って見なけりゃ。
このワラビを見つけたのが間違いの元。
で、第二ポイントです。こちらはワラビは大したことなかったけどタラの芽が結構採れました。気を良くして第3ポイントへ。こちらはやっぱり先行者が有って手頃の高さの物はぜ〜んぶ採られていました。世の中そんなに甘くない、グスン。でもオイラには秘密兵器が有るもん、フンだ。これで取り残したタラの芽を全部採ってくれん。でもこの森はハリギリが同居しているからハリキリ過ぎて間違って採らないようにせねば。（駄洒落ね）
あ？ ここにゼンマイが出ている。あ、あそこにも。変だな、お山の上なんだけどな。ああ、そうか池が近いせいからかな。ま、そんなことはどうでもいい。採らねば。（今度はゼンマイ採りかよ。良く気が変わる奴だな）
えー、そう言う訳でタラの芽採りか、ワラビ採りか、ゼンマイ採りか分からなくなってしまいましたが、メインのタラの芽はしっかり採りましたよ。大量だったので早速天麩羅にして食べきれない分は知り合いの方にお裾分けです。またひと味春を感じました。
