モンシロチョウ除けのネットを買いにホームセンターに行った。で、目的の物は直ぐに手に入ったんだけどホームセンターという所はいつ来ても面白い。様々な物や意外な物が置いてあって飽きさせない。
折角来たんだから店内のあちこちをぶらぶらしていると観葉植物のコーナーへ来た。拙者観葉植物は大好きじゃぞよ。んでそれが本物でなくて作り物なら尚いい。面倒見なくていいから。(笑)
でも人工物には本物らしい物が案外少ないんだよね。たまに有れば値段が高いし。そういう時は不本意ながらも本物を買う事にしている。(本物の方がいいだろうが。このノメシコキめ!)
色々眺めたがやっぱりお値段は高い。月末がこれから来る事を考えると高額な出費は控えねばならん。う〜む、どうしたもんじゃろな。と、その時1,980円の値札が付いた観葉植物が目に飛び込んできた。おお、これは中々良い。鉢もアンティークな外灯を思わせるし、こう言う垂れ下がった観葉植物は拙者の好みじゃ。第一値段が気に入った。(何でも値段が第一なんだろ)左様、観葉植物だけに値段が肝要。(下手糞!)
早速家に持って帰って吊してみる。オオ、決まった。ふふふ、どうじゃワシのセンスは?ワシャ、こうなる事を見越して買ってきたのじゃよ。(嘘つけ!)いんや〜、中々ええのう。
とその時闇の声・・・。
「こら、お前何処にそんな物を買う金が有った?」
「ドキッ!」
「もうすぐ月末が来るんじゃろう?また貧乏神と仲良くなりたいのか?」
「いえ、あのその、モゴモゴ・・・。」
「そうかお前は『金がネー、金がネー』と言いながら本当は有るんじゃろう?だからこんな余計な物を買っておる。」
「いえ、本当に無いんですう。そりゃあ少しは蓄えが無いといざという時困るので少しは有るけど。でもそれはホントにいざという時の為で、普段は僅かな年金で暮らさなけりゃならんとですよ」
「フン、色々しょっちゅう買ってる所を見ると、とてもそんな風には見えんがのう。何か不労所得でも有るんじゃろう?」
「ご、ご冗談を。アッシは慎ましく暮らしているんでやんす。年金で足りない分は茸を採ったり、山菜を採ったりしてるんでやんす。それでも最近はキツイから野良猫様やH先生の勧めも有って魚釣りでもしようと思ってるんでやんすよ。」
「いや、どうも怪しい。税務署にでも差してやろうかなっと。」
「ドキッ!旦那、御願えでやんすから、そ、それだけは・・・・。」
「いんや、正義の為に差さねばならぬ。それにまたお前はカラオケ用のマイクを買おうと思ってるじゃろう?」
「ちゅど〜ん!だ、旦那、どうしてそれを?・・・・・」
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「イテッ!」(ソファーから転がり落ちた)
あ、闇の声・・・・?何だ夢か。夢で良かったわい。それにしても変な夢を見たな。うー、金が無いとこんな変な夢を見るのか。やっぱ観葉植物買わない方が良かったかな?んでもなあ、マイクも欲しいし・・・・。(懲りてない)