中学時代の同級生が喫茶店を開いた。彼女は最近こちらへ戻ってきたのだが、何をどうした風の吹き回しか知らないが、喫茶店を開くに至った。
同じく同級生のＯ君が私に開店した事を教えてくれて、私にそのお店に行けと言う。営業日は火、木、土の週3日。私はお前の方がウチが近いんだから行ったらどうだと言うと、どうも彼は恥ずかしいのか頻りに私に行けとしつこく勧める。
しかし私の家からは結構遠いので、まあそちらを通りかかったら寄るかも知れないと適当にお茶を濁しておいた。しかし私が一向に行かないので痺れを切らしたのか、Ｏ君から先日行ってきたとの電話を貰った。
それによるとコーヒーは200円。カツ丼500円、ケーキも有るそうな。それにしても分からないのは彼女がそんな余り人が来ないような所にお店を出した事だ。Ｏ君に依れば近所のおばちゃん連中が来ているそうだが、200円でくっちゃベっていられるのがいいのかな？
でも良く開店した物だ。今は65才と行っても皆若いからね。まだまだ仕事をやれる。彼女も暇を持て余して開いたのかも知れぬ。元気なうちは働きたいんだろうな。まあ、そのうち私も店を覗いてみるとするか。
私も一時冗談でジャズ喫茶の看板を出した事が有るが、本格的にやる気は無かったし、保健所への届け出も面倒だからすぐに看板を取り払った。大体お客さんが来るのを日がな一日待っているのは性に合わない。話の合わない客でも来たら最悪だ。だから私はお店を出す気なんてサラサラ無い。
こう言ったお店を出す人はお客さんとの会話を楽しみたいんだろうな。尤もジャズ喫茶なんて別にお客との会話をしようとは思っていないだろうが。私は我が儘だから一日中同じ所に拘束されるのが嫌なのだ。亡くなった母親から「落ち着きの無い子だね」と言われていた位だから、じっとしてるのは駄目なので有る。そのくせのんべんだらりと過ごすのは結構好きなのだ。
そこで結論。要するに私はやっぱりノメシコキって事。お店なんて面倒な事ずえっ〜たいしないどー。お客になってる方が楽って事ですな。
