明日は茨城のオーディオ仲間Ｆさんがこちらにやって来る。生憎明日は台風の影響でキノコ採りに行けないのが残念だが、その分大いに時間は有る。こちらの仲間と飲んだり、くっちゃべったりして楽しく過ごそうという訳だ。
だからまあ我が家は散らかっているのはＦさんもとっくに承知している訳なんだけど、一応お客様なんだから、少しは片付けたり、掃除をしなけりゃ拙いなと思っていた。あと買い物など明日の準備も少しいておこうと考えていた。
とそこへ携帯へ電話が入る。悪友Ｋさんからだ。
「も〜しもし、今日はうちの嬶（かかあ）が丸々一日いないんだけど、空いた時間にでも遊びに来ない？」
Ｋさんは寂しがり屋である。だからこれは「遊びに来ないか」と言うより「遊びに来て欲しい」と言う事なのだ。
で、可哀相だから午前中の用事は終わった事だし、午後から遊びに行ってやった。1時間ほどいたら帰るつもりだったが、そこは話し好き同士。ついズルズルと居てしまった。気が付けば5時を回っていた。夕飯の支度もしなくてはならないので、帰るよと言ったら、
「どうせすかんぴんさん、家に帰ったって飯食べながら日本シリーズ見るだけだろ？ だったらウチで終わりまで見て行けばいいじゃない。何処かで飯でも食べてさあ。すかんぴんさん帰ったらまた俺一人で長い夜を退屈に過ごさねばならなくなるじゃないか。」
私としては美人女性とならこちらから御願いするくらいなのだが、生憎こんなむくつけき男では少々ガッカリだが、まあ長い付き合いだから、たまには誘いに乗ってあげましょう。
と言う訳で夕食後日本シリーズを観戦。勝負がほぼ決まった所で帰ってきた。えー、部屋の中全然片付いてないんだけどどないしょ。(知るか！）Ｆさんはいい人だから、少しくらい散らかっていてもきっと気にしないよね。（都合のいい方に解釈するな！）あ、そうだ。明日は我が家に来たらすぐに酒を飲まして感覚を麻痺させてしまおう。そうすりゃゴミなんて気にならないな。（そんな事言ってる閑があったら片付けろよ、ったく。)そう言う訳でＦさん、明日はゴミが半分に見えるように片目をつぶっていてチョ。（アホか！）
