すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

終戦か?

 お天気が良かったら最後のおナメコ様採りに行こうかと思っていたのに、朝から生憎の雨。気温が下がっているからお山は雪のようだ。天気予報を見ると明日も雪らしい。う〜、こんな事なら昨日無理してでも行くんだった。

 ご近所のSさんはその点は抜かりなく奥様と一緒に行ってきた。まあ、戦果は然程でもなかったが、それでもナメコ、ヒラタケなどを採ってきていた。そして私にちょっとキノコを見てくれないかと仰る。アヒー、私がキノコの同定? どうてい無理!(座布団取れ!)コホン、エー、まあH大先生には遠く及ばないけど、最近はキノコに嵌まってるんで普通の方よりは分かるかな?全然見たことないキノコだったらどうしよう、ドキドキ・・・・。

 で恐る恐る見たら、なあ〜んだ、クリタケじゃないの。これならようわかりまっさ。
 「えー、これはクリタケでんな。」(なんでそこで急に関西弁になるの?)
 「え、これぜ〜んぶ?このかなり大きいのから小さいのまで?」
 「はいなー、クリタケはかなり大きくなるんです。普通大きくなりすぎるとカサがボロッと崩れやすくなるんですが、これはまだそんなに酷くないですな。纏まって採れるからお得なキノコですよ。」
 「そう、良かった、採ってきて。」

 まさかSさんがクリタケを採った事がないとは知らなかった。キノコ採りに掛けてはかなりのベテランだが、得てしてこういう人程毎年決まり切ったキノコしか採らないものだ。まあ、その方が危険がなくていいんだけど、食べられるキノコのレパートリーを少しは増やさないと、折角大量に見つけてもみすみす置いてきてしまう事になる。どうせならもうちょっと増やした方がいいよねー。

 てな訳ですかんぴんはその日堂々のキノコ鑑定家デビューを果たしたので有りました。んで同定してあげた後、またも不安に思ったのかSさんは今度は比較的小さくて傘の色の濃い奴を持ってきて「これは?」と私に尋ねる。
 「ああ、それもクリタケですよ。出る場所など環境によって色の濃い、薄いは有るし、柄の太さも違う場合が有りますから。第一、それ同じ場所で採ったんでしょう?」
と私が言うとSさんは安心して帰って行った。


 でもその気持ち分かるなあ。私も最初は少しでも色や形が違うと不安になったものだ。でもその気持ちが大切で慣れてしまうと反って事故に繋がりやすいんだよね。大いに初心に返った気持ちになりました。

 さてとんだ脱線をしましたが、週間天気予報を見ているとどうもこの先余りいいお天気の日がない。うーん、どうしよう? キノコ採り、終戦にすべえか。でも残してきた幼菌も気になるしなあ・・・・。

 かくして往生際の悪い私の心は千々に乱れるのでありました。でも残したおナメコ様が気に掛かる〜。(あんなに採ったのに?)雪が積もってからは完全にアウトだから、、思い切って今週末あたり行ってみるか? それには車のタイヤをスタッドレスに変えんとな。クソッ、仕事が増えたぜ。エー、道楽をするのも中々楽じゃないのでありまして・・・。雪の積もった寒い中でキノコ採りに出かけるなんぞ、熟々閑人だなと自らも思うのでありました。

とうとう米山さんにも雪が積もっちゃたよー。果たして最後の
おナメコ様採りに行けるかなー?