朝起きてみるとまだ風が強かった。降雪は大したことは無かったが、道路は凍結していた。さてＭさん親子はお山へ行ったかな？埼玉のお山でロープウェイを使った簡単なハイキングだから、お山自体はどうって事は無いが、問題は関越トンネルを抜けるまでだ。その間までの高速道路が凍結したり、交通止めにならないかと心配なのだ。
まあ、多分大丈夫だろうが、運転に余り気を遣うのは嫌なので、私は遠慮したのだが。ましてや私が運転して事故を起こし、同乗者に怪我を負わせでもしたら事だ。
日中になると幾分か風も弱くなり、少し陽が差すこともあったが、基本は風雪の寒い一日だった。テレビを見ていると関越自動車道で事故が有って、交通止めになっていたが解除されたとのニュースがテロップで流された。へえー、やっぱりな。だからこんな日は車を出さないのが賢明なんだよといいながら、テレビでオリンピックを見ていた。
お茶を飲んでくつろいでいたところ、ピンポ〜ン。誰だろうと思ったらＭさんだった。
「おお、早かったな。あちらはいい天気だっただろう？」
「いやー、それがさあ。行かなかったんだよ。」
「え、何で？ 夕べはあんなに強硬に行くと言っていたくせに。」
「いや何ね。朝起きて天気が悪いものだから、息子に行くか行かないか選択させたんだよ。無理強いさせて後で文句言われても困るから。そうしたら奴さん、寒いから行くの嫌だって10時近くまでお布団でおねんねだよ。」
「ほーら見い。誰だってこんな寒い日出かけて行くのは嫌に決まっている。それにな、今日は関越道の下り線で事故が有ったんだよ。一時高速道路通行止めになったんだぜ。行かなくて正解だったよ。」
「そんで、すかんぴんさん、じゃあ来週はどう？」
此奴来週は都合が悪かったんじゃ無いのかい。調子のいい奴だな。まあ、いいや。来週ならお天気さえ良ければいいよ、と言っておいた。全く行かないのなら、夕べ素直に我が輩に同意しておればいいものを。余計な心配したじゃ無いか。それに高速道路代やガソリン代は2人で負担するよりも4人でした方がいいでしょ。年長者の有り難〜いご意見は素直に聞くもんだ。分かったかね、オッホン。（えっらそうに！）
