Kさんが今日は比較的早く我が家に立ち寄ったので、レコードを掛けた。この前来た時はレコードを聴きたかったみたいだったが、生憎こちらは全然その気は無かったので、後で悪い事をしたなと反省。今日はたっぷりと聞かせてあげまっせ。
最初に掛けたのがロレイン・ゲラー。ハーブ・ゲラーの奥さんだが中々バド・パウエル風のピアノを弾く硬派なピアニストだ。これはまだKさんには聞かせた事が無かったみたい。で、そうするつもりは無かったのだが、またもや次のレコードもKさんにはお初。トランペットのジョー・ワイルダーだ。これも受けたので、こうなりゃ今日はぜ〜んぶKさんには初披露のレコードで押し通す通そうと決めた。
んで、次のレコードはJ.R.モンテローズの「ザ・メッセージ」。実はこのレコードは私も家を建て替えてからは全然聞いてなく、久し振りに聞くのだった。確か以前聞いた時はそんなにいいとも思わなかったのだが・・・。
しかし今回聞いてみると、演奏良し、録音良しで、「えー、このレコードこんなに良かったっけ?」と不思議な感じだった。まあ、我が家のオーディオシステムが良くなったお陰で、演奏の良さが十分引き出されたのかも知れない。たまには聞いてないレコードも引っ張り出して聞いてみる物ですな。
そう言う訳で今日は最後までKさんが我が家で聞いた事の無いレコードで押し通した。それがKさんには新鮮だったようで、満足して貰えたのは有り難かった。考えてみれば身近にいる人でジャズ談義が出来る人はKさんをおいて他にいない。ジャズを聴きますと言う人は私の周りに沢山いるが、実は大したことが無く、ほんの少しかじっている程度。また沢山CDを持ってはいても聴き込んでいなくて、到底私の話し相手にはならない。だからKさんは貴重な存在なのだ。
こう書くとまたKさんは調子に乗って「だったらオレをもっと大切に扱えよ」と言うに決まっているから、この話は聞かせられない。(笑)わかり合える友がいる事は熟々幸せな事だと痛感した次第で有る。(おお、今日は珍しく真面目な事を書いたな)