育成委員の仕事で駅で下校育成活動をしたが、学生達の少なからぬ者達が、皆スマホ片手に歩いているのには辟易した。そんなにスマホと接していなければ落ち着かないのか、暇を潰せないのか、友達とくっちゃベっていたいのか、音楽を聴いていたいのか?中には自転車に乗りながら見ている者もいた。先頃電動自転車で人をはねて死なせた女子大生の事件が有ったばかりなのに困ったものだ。
とにかく片時もスマホを手放せないのは立派な依存症で有る。第一猫背になって歩きスマホをやっているのは、決して見栄えは良くないし、危険だ。本来彼らに注意しなければならない大人達でさえ、同様のことをやっている人がいるから、何をか況んやだ。
私に言わせれば、彼らは依存症と言うより、バカである。そんなにスマホがやりたければ、学校なんかやめて一日中いじくってろと言いたくなる。歩きながらだけではなく、ちょっとした待ち時間でも、電車に乗ってもスマホの画面を覗き込んでいる。彼等にとってはいい玩具かも知れないが、社会のルールを守らない使い方は如何なものか?スティーブ・ジョブズ氏もエライ物を作ってくれたものだ。
そもそも彼等学生に絶対必要なものなのか疑問だ。子供に大甘なバカ親が買い与えたのがきっかけだろうが、「悪貨は良貨を駆逐する」で、今では持つ子の方が圧倒的に持たない子よりも多いであろう。持ってない高校生がいたら天然記念物ものだ。
スマホの利便性は多くの弊害を産んだ。苛め、偽情報、詐欺、etc。この文明の利器はまさしく両刃の剣と言って良い。願わくば親は高校在学中はスマホを持たせないようにして欲しいものだ。それが賢明な親というものであろう。PTAと学校が一体となってスマホを学校に持ってこない様に出来ないものか。
でも無理だろうな。普及しすぎた。第一これだけ普及したって事はバカ親が如何に多いかの証明だもの。事故を起こした女子大生のようにならなければ、歩きスマホは止めないだろうな、きっと。ま、バカに付ける薬は無いようで。