すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

不味いラーメン屋

 外へ出ていてたまに入るラーメン屋に恐ろしく不味いラーメンを出す店が有る。そんな時は「ああ、入らなきゃ良かったな」と思うのだが、後の祭りで有る。で、大体こう言う店に限って値段が高い。大体800円くらいする。800円も払うんだから、さぞ美味しかろうと思って注文するのだが、さに非ずだ。

 麺はうどんみたいにぶっといし、よく練られてないせいか、変に粉っぽい。スープはしょっぱいだけで、ホントにこれちゃんと出汁を取っているのかと思うくらいだ。そうしてトッピングするものは別料金で幾らでも用意してある。

 こちとらそんなにバリエーションなんぞ付けて貰わなくていい。ラーメンの基本はやはり麺とスープだと思うから、それさえしっかり出来ていれば、美味しく感じるので有る。にも拘らず、カップラーメン以下のお店が多すぎる。

 大体こう言う店で作っている者は自分で作ったラーメンを食べているのか? もしそれがカップラーメン以上の味と感じているなら、よっぽどの舌バカだ。不味いラーメンを人に食わせて平気な奴は店屋なんぞ出すべきではない。

 そして不味い店ほど出来上がって持ってくるのが遅い。今以て思い出すのがスキーの帰りに寄った店だ。幹線道路沿いに出しているので、そんなに不味くは無いだろうと思って入ったのが、間違いの素だった。餃子とチャーシュー麺を頼んだのだが、餃子を持ってくるのに40分待たされた。夜も遅い時間だったので、店内にはあと一組のお客しかいないのにである。

 一体どうすりゃ高々2人前の餃子を焼くのに40分もかかるのだ? まさか注文を受けてから、スーパーに材料を買い出しに行ってる訳じゃ有るまいし。そしてまた出て来た餃子が不味いと来ている。オイラが作った方がよっぽど上手いぞ、(ちなみに義兄から美味しいと褒められた事が有る)

 そうして更に15分ほど待って漸く頼んだチャーシュー麺が出て来た。甥っ子は待ちくたびれて明らかに不満顔だ。腹が空きすぎて、食べるのがどうでも良くなってきたが、注文した以上食べない訳には行かない。

 で、食べ始めたが、これが不味い。まずスープがなってない。明らかに安いカップラーメンの方がまだ増しだ。しかも麺もまた粉っぽくてダメだ。どこのラーメン玉を仕入れているんだ? チャーシューくらいは美味かろうと思って食べるのだが、どうもスープと麺が上手くないものだから、美味しく感じない。気のせいかネギも量が少ないようだ。しみったれてる店だなあ。

 このラーメン屋のオヤジの顔を見ると、いっぱしの料理人のように見えるが、人は見かけによらないものだ。こんなんで良くこの店を出す気になったものだ。甥っ子も私も金を出した以上我慢して食べたが、二度とこの店には立ち寄らんぞと固く心に誓ったものだ。

 そしてその店はそれから一年ちょっとで潰れた。今では名前を変えた食堂になっているが、私はその前を通ることは有っても立ち寄ることは無い。

 世間には斯様に不味いラーメン屋が存在するので有る。重ねて言おう。ラーメン屋を始める者はカップラーメンより美味いラーメンを作るようになってから出店せよ!