すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

超高級カップ・ラーメン

 あ、お昼か。早いなあ。全く何もしてないと時間の経つのが早いんだから、もう。えーと、何かなかったかな。どれ、冷蔵庫にはと・・・。ありゃあ、何もねえ。この間買い出しに行って来たばかりだったのに、あっと言う間に無くなっちまったな。まあ、食べない訳には行かんから食っちまったんだろうけど。

 

 さてと、う~む、弱ったぞよ。何かねえか。あ、そうだ、確か食品庫にまだカップ麺が残っていた筈だ。良かった、良かった。これで何とか飢えを凌ぐ事が出来る。それにしてもこれ1個というのも侘しいな。おお、そうだ、こんな時のために冷凍食品の買い置きが有るのじゃ。”運試しタコ焼き”、またコイツを何個かチンすれば腹ふさぎになる。探せば出て来る物じゃのう。

 

 カップ麺か、コイツは麺の割りに具が少ないのが欠点だよなあ。侘しく感じるのは具がお粗末だからだな。そうだ、適当に具を増やそう。そうすればたちどころに超高級カップ・ラーメンへと変身する。さて、何を入れるかな。おお、また思い出した。確か冷凍したタケノコが有ったな。こいつも使おう。それから海苔ですよ、海苔。やっぱりラーメンに海苔はつきものでしょう。何は無くとも海苔さえ入れれば、たちどころに超高級カップ・ラーメンになる。(何でたかが海苔一枚で超高級になるんだ?)

 

 あ、そうそう、大体この容器がまた良くないよねえ。発泡スチロールか、紙で出来ていて、如何にも安い食べ物というのを印象づけておるな。ここはちゃんとした容器を使おう。ラーメン丼を持ち出してと・・・。(たかがカップ麺を食べるのにいちいち丼を出してくるのかい――エエイ、外野がうるさい。シャラップ!)大体具を増やそうとしてるんだから、このお粗末な容器じゃ入り切れんよ、うん。

 

 えーと、後入れるのなかったかな。この際だから残飯整理だ。お、そうだ。白菜の残りが確か有ったはずだ。どれ、ガソゴソ。(冷蔵庫の野菜室をあさる音)おお、有った。でも幾らも残ってないな。ま、いいや、どうせカップ麺一杯に入れるにはこれで十分だ。ふふふ、どんなもんじゃい、超高級豪華野菜カップ・ラーメンになるぞよ。

 

 まあ、これだけ具が入れば・・・。いや、待て。野菜だけ入って肉が入らないというのもちょっとなあ。釣り合いが取れんと言うものだべさ。何かネーか。うむ、そうだ。ハムの残りが有ったでねーの。これを2,3枚切って焼いて入れるべ。おお、今度こそ超高級豪華五目カップ・ラーメンになったでねえの。(いい加減その超高級は止めろよ)

 

 あ? 五目も入っているのかだって? 入ってまんがな。まず、白菜、筍、海苔、ハム、そしてネギも刻んで入れたのじゃ。これで五目。文句あっか。それにしても大分投資したのう。カップ麺より具の方が高く付いたんじゃねえのか? ま、いいか。さて全部入れて煮込んでOK。やれやれ手間取ったなあ。これじゃインスタントラーメン作るのと大して手間が変わらんじゃないか。(そう思ったらやらなきゃいいのに、アホ!)

 

 さて食ってみるか。おお、うめえ。流石、超高級豪華五目・カップラーメン。(ええい、いちいち超高級を付けるな)あ、運試しタコ焼きも有ったっけ。どれコイツも食てみたろ。ん? 1個目タコ入ってねえじゃねえか。くそ、運がねえ。2個目は? あ、コイツも入ってねえ。コラー、製造会社、ふざけるな。タコ焼きになってねえじゃねえか。まさか、3個目は? グヮ~ン、ね、無え! クソー、3戦3敗じゃ。どうなってんだ。インチキだ-、詐欺だ-、金返せ!(たかがタコ焼きでそんなに騒ぐな、みっともない)う~む、今日は大凶だベさ。

 

 まあ、いいか。インチキタコ焼きと超高級豪華五目・カップラーメンのお陰で何とか腹を満たせたわい。でももう材料がなくなってもうたどー。しょうがない、また仕入れに行くか。貧乏人はエンゲル係数が高くなるのう。

 

超高級カップ・ラーメンを作るのじゃー。

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