我が家の敷地を取りか囲むように付けられている前の道路だが、漸く側溝に蓋がされて、これで車が落ちる心配は無い。やれ嬉しやと思っていた。ところがどうも様子がおかしい。我が家の前まで後15m位の所まで来ていて、どうも工事をお終いにしている様子なのだ。もう新しいU字溝やコンクリート蓋は持って来てないし、道路もU字溝沿いに切断していない。
こりゃあちょっとおかしいと思い、先日作業員さんに訊いてみた。すると
「今年度やる分はこれでお終いのようですよ。予算の関係じゃないですか」
と仰る。
「エー、それはないでしょう。後U字溝10本も埋めればお終いになるじゃないですか。大体資材や機材を持って来たり引き上げたりする手間の方が馬鹿にならないのだから、一気にやってしまった方が効率的でしょうに」
と私が言うと、
「いや、ほんとにそうなんですけど、今までやった分しか予算は出てないもんだから、どうしようもないのですよ。ま、市もあちこちから陳情を受けているので、ここだけ優先的にと言う訳には行かないのでしょう」
との事。
どうも市はあちこちの町内からの要望につまみ食い的に応えているようで、中途半端この上ない。この道路の反対側の側溝は数年前に出来た。すると残りはまた後数年後か? いくら中途半端だって程が有るだろう。全くお役所仕事とは良く言ったもんだ。
工事はあと道路を掘って採石で埋めた所を舗装するのみだ。まあ、これも舗装するための作業車が来てやるんだろうけど、高々15m残すより一気にやってしまった方が効率的なはずなのに、わざわざ掛けなくて良い手間を掛ける。馬鹿だねえ。市役所の役人さん、一度現場に来て見てみなさいよ。如何にアホらしいことやっているかよく分かるから。
奥村チヨの歌ではないが「中途半端は止めて」だ。(古いよ、アンタ)あーあ、また数年待つのか。陳情してから10年は経つのにいつになったら完成するのかねえ。