平日の朝早くからKさんから電話が有った。何か用事があるのかと思いきや
「あのさー、俺ちょっと体調が悪いもんで今日学校を休んだのよねー」
「風邪でも引いたか? 俺やMさんの風邪がうつったんじゃないか?」
と尋ねた所、まあそんなわけではないとの事。
で、
「そんな訳で寝てばかりいると退屈だから、遊びに来ないか」
「アホー! こちとら頼まれたパソコンの修理やカレンダーの印刷で忙しいんだ。遊びに行ってる閑なんか有るかい。まあ、午後に気が向いたら疲れ直しに遊びに行ってやってもいいが・・・・」
「そうしてくれい。1,2時間でいいからさ」
この男は退屈すると直ぐに私を呼ぶ。人を退屈凌ぎの道具かなんかとしてしか考えていないらしい。しかし、いいのか、職場を休んでるのに人を遊びに呼んで・・・・。
午後になり、流石にカレンダーの印刷にも疲れたので、様子を見にKさんの所へ行った。するとKさん、起きてるじゃねーの。しかもあんまり体調を崩した風もない。さてはそんなにひどくないのにズル休みしたか? それとも一眠りしたら楽になったのか? ともあれとても病人には見えん。
コーヒーを飲み、ビデオを見て暫くダベった後、5時になったので帰宅した。まあ、ズル休みかどうか知らんが、少しは私と話して気が晴れたのかも知れん。明日は元気で職場へ行く事だろう。生徒と同じで教師も学校へ行きたくない事が有るのやも知れんと解釈した。
まあ、何にしても他愛のない事を喋って退屈凌ぎになったり、憂さ晴らしになるのだったら、私も人のお役に立てると言う事だ。こんなんだったらいつでも行きまっせ。ただしコーヒーとお茶菓子は用意していてね。