プロジェクターを復活させたので、那須の藤代清治美術館を訪れた時買ったDVDビデオをこれで見る事にした。灯りを消して大画面で見ると、美術館で彼の作品の数々を見た時の感動が蘇る。独特の影絵が鮮やかに画面に映し出されてとてもいい。
これは周囲が明るいとどうも今一つで、やはり周りが暗いと画面に集中出来、彼の世界に引き込まれる。ビデオなので作品をアップで捕らえたり、引いたりして映し出す事が可能なので、それがなかなか動きが有って面白い。加えてバックに流れる音楽も効果を上げている。
こんなにいいんだったらもう1巻位買っても良かったが、そんなに安い物では無いので、懐の苦しい私としてはこれが精一杯。でも余裕が出来たらまたネットか何かで購入したいと考えている。
今日も今日とて夕方Kさんとお隣の町内のHさんが来てくれたので、この間見たトスカニーニ指揮の「第九」をご覧に入れた。二人とも我が家で音楽つきで大画面で見るのは初めてなので、その迫力と映画的雰囲気が溜らないようだった。やっぱり昔からの映画ファンは小さい画面なんかじゃ満足出来ないんですよねえ。そして音も大音量で聴いてこそ、映画館での感動が蘇るってもんです。
そして再生に使った機械はどれも只で戴いた物か、中古品。お金をかけなくともこんなに楽しめる。使い捨ての時代は我々みたいな貧乏人にはとっても有り難い事なのです。まさに「捨てる神有れば拾う神あり」ですな。