すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

羨ましいお名前

 NHKの「日本人のお名前」を見ていると、日本人の姓というのは随分有るものだなと感心する。そんな数多ある姓の中で如何にも高貴な感じのする名字、例えば「伊集院」だとか「綾小路」だとかに心引かれるものがある。

 

 私の名字なんか何処にでもある名字だし、そもそもご先祖様が果たして名字が有ったのかさえ疑わしい。(笑)上記のような名前だと由緒正しい名字を受け継いでいて、血筋の良さ?が感じられる。

 

 余談だが、中学校の時に「久家」という名字の同級生がいた。久家と書いて「くが」と読むのだが、コイツは公家の子孫か?と思ったもので有る。まあ、それにしては全然そんな雰囲気はなかったが。(笑)でも彼に話を聞くとまんざらでもなく、やはり先祖はその血筋だったらしい。

 

 ともかくたかが名字だが有り難そ~なお名前は熟々羨ましい。オイラなんて大した生まれでないから、余計にそう思う。また余談で恐縮だが、あちらの名前でもそう感じさせる名前が有る。永井豪の漫画に「キッカイくん」と言うのが有ったが、彼の父親は科学者でそのライバル科学者が「ドクター・ポチ」と言う。これがまたちんちくりんで頭は悪くないのに如何にも大した風に見えない。それに引き替え、召使いがいてその名を「アルフォンヌ・ルイ・シュタインベック3世」と言う、如何にも高貴の生まれみたいな名が付いている。これがまたドジばかり踏むくせに、主人に向かって「何だぁ、ポチ」などと偉そうな口を利くのがこの漫画の面白い所だった。

 

 脱線したが、この「~何世」と言う呼び名も何となく生まれの良さを感じさせてくれる。歌の世界でもリチャード・ロジャースと名コンビを組んだ「オスカー・ハマースタイン2世」という作詞家がいる。もうこんな人が書いたのなら、見る聞く無しでハハーとなってしまいますな。

 

 そうだ、オイラもこの際名前を変えてみるか。え、すかんぴんなんて貧相な名前は止めた方がいいって? ご尤もです。でもこれは敬愛するジャズのクラリネット奏者「ピー・ウィー・ラッセル」の綽名を戴いたんだけどなあ。「スー・カンピン2世」とでもしてみるか。少しは高貴な感じがしてきたかな。(アホ!)