すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

閉塞感漂う街

 午後からYさんとマーさんが立ち寄って、ひとしきり歓談していった。その中で話題になったのが、当地柏崎市の街の閉塞感で或る。

 

 何年か前の市町村合併の際は10万近く有った人口が今や8万人台と年々人口流出が続いている。町中もどんどん活気が無くなっており、市の中心街にショッピングモールを作ったのも叶わず、寧ろ国道8号線沿いの方のお店が活気があるくらいだ。

 

 こうなった原因は何か? 単に若者が都会に流れて行ったことだけが原因ではあるまい。街作りを真剣に考えてこなかった中心商店街の人達や、市の企画調整に問題が有るのではあるまいか? そもそも街作りを外部のコンサルタントに任せきりにするようでは話になるまい。やはりその街に住む人達が知恵を出し合って考えるべきで有り、外の人間達の意見は参考程度でよいのではないか。 何かにつけて高い相談料を払ってもこの結果なのだから、今迄のやり方は大いに見直す必要がある。

 

 また話の中で取り上げられたのが新市庁舎の件。これには三人とも今の場所に市庁舎は無いだろうと意見の一致を見た。嘗ては頻繁に水害が有った所で有り、前の日石加工場の跡地で、土地の土壌の問題も有った。大体、市の人口が減少していて、市の税収も減っているのに何でこんなご立派な建物が必要なのか? 私見だが以前の場所で仕事が能率的に行え、また市民が使いやすい様な建物にすべきだったと思う。今の建物はまるで文化施設で、経費ばかりが徒に掛かるように思えてしょうがない。

 

 結局、時の為政者は自分が在籍の時に何か自分が行った証として建物を残したいので有ろう。しかし、真の市政とは住民の福祉や健康、教育、街の活性化などに意を尽くすべきで有ろう。国破れて建物有りきでは困る。

 

 もうこの街の活性化は無理なのか? 街へ出る度堪らない閉塞感に襲われる。嘗ては色んな施設が有ったのがどんどん閉鎖されて、一層それに拍車をかけている。採算が取れないから閉鎖するでは無く、今一度再生する方向に向かえないものか。外部コンサルタントに頼むより、まずは広く市民に意見を募ってはどうか。市民参加事業などを大いにやって貰いたい。まずは活性化はそこからなのではないか。

 

 恐らく私は亡くなるまでこの市に住み続けるだろう。このまま衰退して行くのを見るのは忍びない。若い方達の活躍を望みたい。