カンノ596（前々回に597と書いたのは596の誤りです）のレプリカの調整とエージングを兼ねて午後からは音楽三昧で有った。
まずクロスオーバー周波数を8khzと10khzの二通り試してみる。そしてツイターのボリュームも上げたり、下げたりして適度な音量の位置を探す。かけるレコード盤は私はジャズが主体だから、ステレオ盤、モノラル盤、ピアノトリオ、オーケストラ、カルテット、ヴォーカルなど様々試してみる。
結果クロスオーバーはどうやら当初の思惑通り8khzが良さそうだ。10khzだとドライバー(中音部を受け持つスピーカー）の音が高域の大半を占め、余りツイターの音が聞こえてこない。8khzだとツイターの音色が分かるし、音の躍動感も出てくる。ベースの輪郭もよりハッキリしてくる。そして各楽器の定位が以前よりハッキリするようだ。ピアノの音もちゃんと高い方が伸びているし、瑞々しく聞こえる。更に言えば以前は聞こえて来なかったバックで鳴っている小音量のハイハットの音まで分かるようになった。まさにツイター効果で有る。
でもこれで音決め完了という訳には行かない。エージングが進めばまた音質も変わってくるだろうから、その時はまた調整が必要になってくる。ま、しかし当分はこれで行ってみようかと思う。余り神経質になるとマルチアンプの調整は迷路に入り込んでしまって、反っておかしな音にしかねない。
さてこの土曜日にはまたオーディオ仲間の来訪が有る。それまでに何とか聴かせられる音に持って行きたい物だ。
ドライバーホーンの下から顔を覗かせているのがこの度購入した596ツイター。
中々良い音を出してくれています。
