ここのところ小山さんがほとんど毎日のように夕方になると我が家に立ち寄る。これはたまたま看板がOPENになっていたからではない。スピーカーの移動をして以来アルテック８１５Systemが調子よくなったからだ。どうやら嘗てのジャズ喫茶の音を求めてやってくるようだ。尤も小山さんに言わせると我が家の音はジャズ喫茶と10戦勝負しても8.5勝1.5敗くらいな音の良さなんだそうな。まあそう言って貰えると有り難いが、部屋と店主がジャズ喫茶の感じでは無いようだ。（笑）だがレコードを聴いてミュージシャンの事、曲の事、またそれにまつわるエピソードなどを語れるのはこの人くらいだ。それだけジャズを聴き込んでいる人は少なくなった。況してや最近の若い人はジャズなどは過去の音楽と思っているのか、それとも難解な音楽と思っているのか知らないけれど、余り聴いている人はいないようだ。
そういう訳でジャズ喫茶の親父と客のような関係の雰囲気です。さて今日はたまたまカウント・ベーシーの話になり、おおそうだ、最近はベイシーを聴いてないべ。それもこのシステムになってから聴いてない。どんなサウンドになるか聴いてみようと言う事で、早速棚からアルバム「アトミック・ベーシー」を出して大音量で掛ける。おお、凄いドライブ感。これですよ、これ。やっぱりベーシーはこうでなくっちゃ、などと話に花が咲く。
小山さんは職場での疲れを癒やしに我が家にやってくるのか？まあ教師もストレスの多い商売だから無理もないよね。まあせいぜい我が家でジャズを聴いてストレスを解消しておくれ。ついでに面白い盤があったら持ってこい！
「アトミック・ベーシー」ジャケットデザインが日本人の感情を逆撫でする？
