さて芸術鑑賞の後はお目当てのジャズ喫茶訪問だ。ジャズ喫茶なんてゼーゴ(田舎)に住んでいる私にとっては滅多に入るチャンスなんてございません。文化程度の違いを痛感させられますな。(涙)一ノ関のベイシーを訪れて以来だ。さてどんな音がするか。
ネットにも紹介されているジャズ喫茶で何でも某オーディオ店がJBLスピーカーを手直しし、よりよい音になるように改造したり、綺麗にクリーン・アップしているらしい。但し決してお安くない値段なので私みたいにお金のない人は無理。(涙)
お店に入ったところ然程店内は広くはない。しかし目の前にJBLの4350Aがドデーンと置いてあり。その前の空間は広い。如何にもオーディオを売りにしているジャズ喫茶という雰囲気だ。
うむ~、中々ゴージャスな雰囲気じゃのう。
おほー、これはお高いアンプばっかりでねーの。
初めての人はスピーカーの巨大さに圧倒されますな。因みに中域の2440ドライバーの音響レンズは使ってないようだ。
さて肝心の音だがアナログ・レコードを掛けているにも拘わらず、私にはCDのような音に聞こえる。音は綺麗だが腰の入ってない音だ。フニャフニャに聞こえるし、音が壁にへばりついている。もう少し期待したが些か残念だった。音は綺麗なんだがなあ。まあ、プリアンプはマーク・レヴィンソンのLNP-2L、パワーアンプもマークレビンソンを初めとした超弩級のアンプばかり。それなのになんでこれ位の音しか出ないのか?
カウンターの中を覗いてみると原因が分かった。レコード・プレイヤーがリン・ソンデックのLP12であったからである。あー、こんなベルト・ドライブじゃ力強い音は出ませんよ。それにしてもジャズ喫茶はリンがお好きじゃのう。べーシーの影響かな?
それにアンプと比べてこんなお安いプレーヤーを使っちゃいけませんよ。お金持ちなんだから同じベルト・ドライブでもトーレンスのプレステージでも使わなくちゃ釣り合いませんよ。それにカートリッジがまた駄目と来ている。う~ん、もうちょっとご自分で研究された方がいいんじゃない?
あら、プレイヤーはリンだった。
ホント、アンプ類はご立派なんだけどねえ。一応マルチアンプ駆動です。
さてそこそこ聞かせて戴いたので引き上げる事に。まあ、音はともかく雰囲気は決して悪くないお店だった。我々の前に既に店に来ていて聞いていた女の子は十分満足して帰ったようだ。たまにライブもやるようだし、なかなか人気の有るお店ではないかと思いつつ店を後にした。
その後は恒例の宴会の前に一汗流しにお風呂屋さんへ。今回はいつも行く鉾田市のお風呂屋さんでなく、地元小美玉市に最近出来たお風呂屋さんだ。なんでも小美玉にも温泉があるぞと言うのを売りにしているらしい。(笑)
う~む、なかなか立派な温泉施設だベ。
面白い名前の温泉施設だ。
お湯は赤茶けた色をしてはいるがヌルヌルで如何にも肌に良さそう。サウナもあるし、十分楽しめます。欲を言えばもう少し露天風呂が大きければと言ったところか。でも近いので今度からはここにしようとはフーさんの談。
兎に角バタバタはしましたが色んな所へ行って楽しく過ごせました。はるばるやってきた甲斐が有りましたよ~。フーさん、有り難う。