昨日久々にアミタケをそこそこ採ったので漸く溜飲を下げた。そこで今度はハタケシメジの方の大猟を狙ったが、そんな上手い具合には行きまへん。第一キノコの気が何処にも無いのです。この時期ならあちこちに盛んにでていても良い毒キノコ共が全然見当たらないのです。これでは採れなくて当たり前という所です。
ところが何と同行のウーさんが、「あ、ズボ、めっけ」と言うでは無いか。
「え、ホント?」
「いや、アタシ、全然分かんないけど、ひょっとしてと思って当てずっぽうに言ったの。」
「どれ、見せてみい。」
おお、まさしくズボじゃあーりませんか。このヌメヌメ感。間違いありません。多分アブラシメジと思う。それにしても他のキノコは1本たりと出ていないこんな場所に、よくもまあ今や幻のきのこと化したズボ(アブラシメジやヌメリササタケの当地方における俗称)が出ていたものだと感心した。
えーい、それにオイラが見つけないのにウーさんが見つけるとは。悔しーい。でもこの森でズボを採るのは初めてだなあ。これも異常気象が原因か?(まさか)で、そのまま歩いて行くと木の根元にナラタケを数本発見。しかし惜しむらくはちょいと古い。
でもいつも採る正真正銘のナラタケとは少し違うようなので、一応採って後でキノコ博士のH先生の所に鑑定して貰いに行った。そうしたらキツブナラタケと判明。アチャー、惜しかった。これがもうちょい沢山出ていて、もっと新しかったら、晩ご飯の味噌汁の具になったのに。これは美味しい出汁が出るんだよ~ん。
えー、夕飯の味噌汁は当然今日採ったハタケシメジとズボが入りました。でも今晩はズボに当たり着きませんでした。果たして明日の朝食はどうか?宝くじを引いているような気分です。(笑) ちなみに本日折角見つけたズボとキツブナラタケの写真は舞い上がっていたため撮り忘れました。深く陳謝致します。(ペコリ)