どうもこの所我が家のオーディオ装置は災難に見舞われている。まず先頃のカートリッジ立て続けの針抜け事件。そしてフーさんから修理して貰ったIPCのアンプがいい音となったと思ったのも束の間、何故か右チャンネルから音が出ない。
フーさんが動作確認して送ってきているので、アンプには問題ないはずと思い、各結線やら、スピーカーのドライバーなどを調べてみたが異常なし。そこで以前のアルテックのアンプを繋いで音出しした所、ちゃんと音が出る。これはもうアンプが原因間違い無しだと思い、フーさんに電話して訊いてみた。
すると出力管の807が接触不良しているか、音量調節のところがガリが出ているか、或いは出力トランスが逝かれたかと言う。まあ、たぶん出力管の接触不良が一番怪しいとの事。
そこで重いアンプをまたまたクソ狭いラックから引き出して、結線の具合やら調べ、更に件の出力管をグリグリと動かしてやる。そして電源ONして見ると遂に右チャンネルから音が出ました。やれ嬉しや。この二日間あれこれ構ってくたびれましたけど、何はともあれ音が出たので、アンプをまたフーさんに送り返さなくて済んだのは良かった。
音は高い方まで良く伸び、音が締まり、何より力感がある。アンプの音量は半分程度に抑えているのに、今迄のアルテックよりずっと音量が上がっている。このためチャンネルデバイダーでウーファー、ドライバー、ツイターの音量設定をもう一度やり直さなくてはならなくなった。まあ、しかしいい音になったんだから、これ位の苦労は何でも無い。
ところがCDをかけたり、モノラル針でかけたりと色々試していたが、またステレオ針でかけた時の調整をやるかと思い、ステレオ針に替えた所音がさっぱり出ない。あれ? おかしい。音量を上げると漸く聞こえた。だが何か音が変だ。そこでカートリッジをアームから外して針先を見るとゴミがビッシリ付いていた。ああ、これが原因だったかと思い、ゴミを取り除き再びかけてみるが、さっぱり音が出ない。え、ウソー。
さてはまたシェルとアームの接触が悪くなったかと思い、シェルの端子をごしごし磨いてまた聴いてみるのだが、やはり音は出ない。他のカートリッジでは音が出るのでやはりこのカートリッジだけ問題が有るのだ。
くそー、折角アンプが直ったというのに、一難去ってまた一難じゃ。よくもまあ、こう次から次へとトラブルが起きる事。こりゃあオーディオ天中殺だな。うーむ、またTさんに相談して見ねばならぬ。さあ、これでレコード盤は当分ステレオ盤は聴けぬ。まあ本当は全然聴けない訳でも無いんだが、いい音でと言うと代替えカートリッジが今のところ無い。
まあ、しょうがないからステレオで聴きたくなったら少々音が悪くなってもCDで我慢するとしますか。すかんぴんの苦悩は尽きる事が有りません。(涙)