フーさんに修理を頼んでいたIPCのパワーアンプAM1026が出来て来て今日届いた。電源ケーブルやスピーカー端子などがキャノン接続だったので、私が使っている装置でも繋げるようにしてくれて大いに助かりました。故障しているかと思ったアンプだが壊れていなくて真空管1本だけの取り替えだけで済んでラッキーでした。
私は今アルテックのスピーカーの方はマルチアンプシステムでならしているが、その中域用アンプには同じくアルテックの1568Aを使っている。モノラルだから当然2台必要だが、中々良く鳴ってくれていた。
だが今度のIPCのアンプも一度使ってみたかったので、フーさんに使えるようにお願いした訳だ。IPCAM1026は元々ウェスタン・エレクトリックの代用アンプとして様々な劇場用スピーカーと組み合わされてきたから、当然ウェスタン直系のアルテックとも相性が良いはずだ。
今日、今年の7月にうちの音を聴きに来てくれたウィッチ・ハウンドさんがいとこでやはりオーディオ好きな方を連れてきてくれた。残念ながら音楽を聴いている時に届いたのでこのアンプを聴いて貰うという訳には行かなかったのは残念だが、次回のお楽しみという所だ。
さて彼らが帰った後セッティングに取りかかる。アルテックのアンプは軽いからまだいいが、IPCのアンプは重量級だから交換も中々大変だ。狭いラックに押し込めようとするが、周辺のコードが絡まったりして、中々上手く入らないのには閉口した。それでも何とかセッティング完了。早速音出しをしてみる。
うん、中々いい。音の傾向は中域にしか使わないアンプなのでアルテックと同じだが、出力が60Wとあって音が力強く、がっしりと芯がある。柔な音には聞こえない。まあ、アルテックより悪くなるとは思っていなかったが、これで一安心だ。後は低域、中域、高域とどうバランスを取るかだ。まあ、調整も楽しみの一つではある。
まあとにかく今年はめまぐるしく我が家のシステムは変化した。プリアンプの入れ替え、パワーアンプの入れ替え、新しいカートリッジの使用。それからモノラル用プリ・メインアンプも入れ替えたっけ。あとCDプレイヤーも古いけど嘗ての高級機に替えた。いずれも良い方向に行ってくれたから安心した。これで長い冬もいい音で過ごせるかな。私は何にも出来ないけどお手伝いしてくれた皆様方に感謝、感謝です。
このアンプもモノラルだから2台必要です。
重量級のピアレス製トランスを使っています。出力管は807でプッシュプル動作です。
出力は60w。
アンプの背面。