すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

エライ時代になった

 テレビを見ていたら突然臨時ニュースが流れ、安倍元首相が銃で撃たれるというとんでもない事件が起きた。昔はこう言った政治家が襲われるというのは大体暴力団関係者か右翼辺りのどうしようも無いチンピラが犯人の事が多かったが、今回はまだ若い普通の青年がやった事のようでびっくりした。

 

 事件の背景や本人の思惑など何もまだ分かってないが、白昼堂々一国の首相を務めた事のある人間を襲うとはどう考えても異常だ。そりゃあオイラは安倍元首相なんて人間は大嫌いだが、それと殺人を犯す事は全く別問題である。日本は銃規制が進んでいて世界で一番安全な国だと思っていたが、どうもこれからは些か見方を考え直さなくてはなるまい。

 

 この度の事件はどうも組織絡みと言うより個人の考えで行ったような気がしてならない。だとするとこう言う考えをする若者が今後少なからず出て来かねない。それは広場で殺傷事件を起こしたり、電車内でガソリンを撒き火を付けると言った非常に自分勝手な犯行が増えてきているからだ。

 

 何が彼をして安倍元首相を襲わせたのか分からない。安倍元首相でなければならなかったのか、それとも誰でも良く、たまたま安倍氏だったのか。とにかくエライ時代になったものだ。彼は行動を起こす前に今一度よく考えて見なかったのか。いや、或いは精神を病んでいたのかも知れない。

 

 だがこんな事がまかり通るような世の中はまっぴらだ。それは国と国との諍いも同じだ。自分の所の意見が通らぬからと言って他国を侵略するのもまさしくテロ行為だ。何でこんなに自分勝手な考えが世界に流布してきているのだろう。先の大戦にちっとも学んでいないでは無いか。行動の仕方が間違っている。人を殺したとて誰も彼の考えを理解してくれる者はいない。自分も含め人の命は大切にして欲しいものだ。

 

 ところでこう言った惨事で亡くなると世間は被害者に同情的になってどうしても功績ばかりを取り上げ、不祥事をたたかない傾向にあるが、それは些か違うのではないか。安倍氏の悪かった点は大いに取り上げるべきだし、例え死者に鞭打つ格好になろうと安倍氏の行ってきた事は大いに検証しなければならない。

 

 私に言わせれば犯人よ、余計な事をしてくれたなである。これで彼に真実を述べてもらう事は不可能になった。(尤も安倍氏が本当の事を言う訳が無いが)ひょっとして彼は誰かに雇われて犯行を行ったのか。とにかく政治的背景があるのかどうかは全く謎だが、テロがまかり通る世の中だけにはなって欲しくない。