すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

トランスクリプション・レコード

 今日は午前中はまだお天気が良かったが、午後になると一転して崩れた。こうなると散歩も出来ない。で、午後からヤフオクで落札した雑誌を受け取りにミーさんが遊びやって来るので久し振りにトランスクリプション・レコードでも聴いて待っているかと思い二階の納戸から仕入れてきた。(笑)

 

 トランスクリプション・レコードとはまだアメリカが無線放送が発達していなかった頃レコードに演奏を記録して各地の放送局に送った物だ。各放送局はここから有線放送で音楽を各戸に提供していたのである。だから内容は今のラジオ放送の形になっている。今こうして聴いていると当時のディスク・ジョッキーの有様が目に浮かぶ。

 

 さてこのトランスクリプション・レコードだが直径は40cm。33と1/3回転仕様になっている。当然普通のターンテーブルには乗らないし、アームもロングアームで無ければ再生出来ない。だが我が家は2台のプレイヤーとも40cmのターンテーブルだし、アームは5本いずれもロングだから全く問題なし。どのアームでも掛けられまっせ。

 

右側の通常の30cmLPと比べてもその大きさが分かろうという物だ。

 

 盤の材料はSP盤と違ってビニール盤だから重くない。直径が大きいから持つとペなペなしてやや扱いづらいが慣れればどうって事は無い。これだけ径が大きいと反る心配が有るのだが、今のところあまりそう言う盤は無いようだ。

 

 以前から有った物は今は亡きN君から買った物だが、あまり内容のいい物はなかった。しかし彼の持っていた物を引き継いだ今は中々内容のいい物が手に入った。その中から今日はパティ・ペイジが歌っている物を掛けたが、これが良かった。ディスク・ジョッキーの余計な声が入っていなくて彼女の若い頃の歌が聴けたのは収穫だった。 ついでレイ・アンソニー楽団の伴奏でジョニ・ジェイムスの歌。これなんぞジョニファンの寺島靖国氏が見たらよだれを流して欲しがるだろう。(笑)

 

 さて再生する針はWestern5Aに取り付けた9Aリプロデューサー。(カートリッジ)針の太さはトランスクリプション・レコードにぴったりの2ミルの太さ。これで再生すると全く雑音は聞こえない。まあ、放送用だし今のレコードと違って周波数レンジは広くないが9Aを使ってるだけ有って音の厚みが違う。しばしこのレコードが放送されていた頃の気分を味わいました。

 

レイ・アンソニー楽団の伴奏でジョニ・ジェイムスが歌っている。彼女の肉声も聞けます。