すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

地震の被害

 この間マーさんが家にやって来て

「オーイ、地震の被害は無かったか?」と訊かれた。

そこで私は

「大した事が無かったよ。床の間の屏風が倒れたのと、2階の納戸のトランスクリプション・レコードが転落したくらいだが、幸いビニール盤だったので割れなくて済んだ。ああ、そうそう。被害と言えば食器棚にに入れていたワイングラスとコップが観音開きのとに寄りかかっていたんだけど、それをうっかりして良く見ないで開けて何個か転落させて壊しちゃったぐらいかな」

と言ったら

「クソー、いいなあ。うちなんかホテルの部屋のテレビが転落して2台も壊れちゃったよ。ここんちのテレビはウチよりずっと大きいのに何で落ちなかったんだ?」

「ふふふ、そりゃあ、君ぃ、日頃の心がけが違うからじゃよ。お天道様はちゃんと見ていてオイラみたいな人徳のある人間には被害が及ばないように出来ているんじゃよ。それが証拠に以前君が修理してくれたニッパー君(ビクターの犬)も不思議なことにあれだけ強い揺れだったのに落ちなかったじゃ無いか。」

などと勝手なことを言っておいた。

 

 

 マーさんが経営しているホテルは鉄骨立てだが、恐らく土地は以前田圃だったろうから揺れが違うのかも知れない。また揺れの方角も関係しているかも。とにかく地盤は大切だ。土地を買う時は雨の日に見て買えとは良く言われるが、少なくとも以前その土地がどうだったかくらいは知っておく必要が有るだろう。新潟市の西地区などは液状化現象が酷いが、この辺一帯は昔新潟地震でも被害が出た所だから地盤が良くないのだ。

 

 だから単に会社に近い、学校に近い、駅に近いなどの理由だけで選ぶのは?なのだ。長期的に見ても徐々に家が傾くなんて事も有り得る。まあ、最近は家の建て方もかなり地盤をしっかりさせてから建てているので、昔の家のように大被害にはならないかもしれないが、願わくば地盤の悪い所は避けたい物だ。

 

 まあ、日本は火山国、地震国だから一度起きれば大なり小なり被害は出る。ただなるべく被害は最小限に食い止めたい物だ。今度の能登半島の被害は古い家が多く、しかも能登瓦の産地だけに瓦葺きの家が多く、しかも塩害を避けるため木張りの家も少なくなかった。このため火事による延焼を容易に食い止められなかったのが残念だ。

 

 今後はこうした地震が頻繁に起きるような気がする。都市防災について真剣に考える時が来ているようだ。