すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

昭和がどんどん終わって行く

 最近著名な芸能人が立て続けに亡くなって、彼等が全盛だった頃と時代を同じくする者として些か寂しい。あの頃は面白いドラマや歌の達者な歌手がいて、歌も良い物が多かった。私が最近あまりテレビを見なくなったのも芸達者な俳優さん、面白いドラマ、歌の上手い歌手、良い歌が無くなったからで有る。

 

 まあ、スポンサーの圧力によって金の掛からない安直な番組が幅を利かせるようになってからテレビの品位は落ちたし、国民の知性も低下したような気がする。だから政府がどんなことをやろうとも唯々諾々と従う国民が出来たのかも知れない。

 

 政府が変なことをやろうとしたらどんどんそれを批判するようなマスコミであって欲しいのだが、悲しいかな、最近のマスコミは牙を抜かれたオオカミのように情けなくなった。社会に啓蒙出来ないようなマスコミなら有ったってしょうがない。このままだと戦前のマスコミのように何も言えなくなってしまうのではないかと危惧する。

 

 最近では戦火が世界にあちこちに飛び火して、そのうち第3次世界大戦となってしまうのではないかという危惧さえ有る。考えて見ると昭和は良い時代だった。日本は高度成長期で戦争の心配は無いし、社会的格差も今ほど酷くなかった。派遣労働なんて今よりずっと少なかったし、各会社の労働組合はしっかりしていた。

 

 それが今では派遣労働者が増え、世紀の会社員が少なくなったため、労働組合は骨抜きになったも同然である。これでは給料が上がらない訳だ。ちょっと話が脱線したが、斯様に時代が良いといい番組、いい役者さん、いい歌手、いい歌が出来てくるので有る。だからBSの番組などを見ていると、皆その頃の番組ばかりではないか。

 

 今はなるべく金を掛けないで視聴率の取れる番組をと言うことで、碌でもない番組ばかりになってしまった。まあ、これも欲ッ面なスポンサーのせいだろう。見識のしっかりしたスポンサーならば、今でも良識有る番組を提供している。いい番組だからいい役者さんが育つのか、いい役者さんがいたからいい番組が出来たのかは分からないが、まあ相互作用なのだろう。ともあれ昭和は益々手の届かない遠くにどんどん行ってしまうような気がする。