夜は面白いテレビ番組が無いのでパソコンをしながら音楽を聴くことにした。ながらで聴く訳だから何でも良かったのだが、どうせなら聴いたことの無い奴にしようと思い、パソコンに落としてあるCDの中から選んだ。女性ヴォーカルでダイアナ・クラールとか言う人でピアニストでも有る。
どうしてこの人を聴こうと思ったかというとミーさんや我が家の出入り業者Hさんの推薦だからで有る。まあ二人が推薦するのだからそんなには悪くないだろうと思っていた。ネットで調べるとグラミー賞を5度受賞しているという。おお、それは大した物だ。さぞかし良かろう。
”Love Scenes”と言うアルバムを聴くことにした。これは1,997年発売の全米で100万枚売り上げているアルバムで有る。ふ~ん、中々の実力の持ち主なのかな。とにかく私は新しいジャズミュージシャンに関してはさっぱり知らないのである。
さて聴き始める。スロー・バラード風に歌い始めるが何か違和感が有る。バックの演奏は良いし、録音もややエコーを効かして雰囲気を作っているようだ。でも肝心のヴォーカルが私には合わない。どうも旋律に乗ってない感じがしてイライラする。これをアレンジと言うのか? そうであれば雰囲気を出そうとしているだけで歌に全然魅力が無い。
一曲目だけかと思いきや、二曲目以降もこうだから、イライラが益々募ってくる。まあ折角聴き始めたのだから、せめて最後まで聴いて評価しようと、ひたすら耐えて最後まで聴いた。(涙)はい、良く最後まで我ながら聴いたと思います。(笑)他のことをしながらでなければ、とうに演奏をストップさせていただろう。それほどこのCDは私にとってつまらなかった。今の人はこういうのが好きなのか? してみるとアタシャやっぱり時代遅れの人間かな? 昔のジャズ歌手の方が好きだもんね。
食わず嫌いは良くないと思って聴いたが、やっぱり面白くなかった。それとも偶々聴いたこのアルバムが私の好みに合わなかったのか? いや、そうではあるまい。結局私の感性は昔風なのだろう。しかし、何もこう言う歌手に迎合しようとは思わない。ヴォーカルの好みは聴く人によって千差万別。ミーさんやHさんがこの方を好きだというならそれも良い。
ただ私の好みを広げようとしたが思惑は丸っきりの外れだったと言うことだ。ま、食べ物と同じですね。それにしても全米で100万枚売れたと言うんだから、アタシャやっぱり理解力や感性が無いんでしょうかね? ま、この歳で好みの幅を広げるのは容易でないようで。当分はまた古い歌手専門で行きます、ハイ。
これはライヴだけどまあ聞いて下さい。曲は”How Deep is the Ocean ?"
私に言わせるとこの人歌わないでピアノ専門で行った方がいいんじゃない?