すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

今こそ良い音楽を

 今日NHKで「日本人のお名前」を見ていたら、嘗てヒットした歌のタイトルを取り上げていたが、それを聴いていてあの頃の歌は何か活気があったなと思った。で、何で活気はあるんだろうとよくよく考えてみたら、それは誰でも口ずさめる歌だったからである。

 

 「歌は世に連れ、世は歌に連れ」とは良く言われることだが、確かに歌は世相を表している。この低成長時代は碌なヒット曲が無かったと言って良い。ヒットメーカーと言われる作曲者が相次いで無くなったこともあろう。良き歌手が育たなかったこともあろう。しかし時代が彼らを育てなかったのではないか。

 

 例えばいつもこのブログで言っていることだが、最近のテレビの地上波は碌でもない番組ばかりになった。お笑い芸人達がよってたかってつまらない雑談ばかりをしている番組がゴールデン・タイムに放映されているので有る。嘗てはこの時間帯は音楽番組が結構有って皆聴いていた物で有る。

 

 たまに音楽番組が有っても昔の歌を懐かしむような番組だったらり、女の子や男の子達が十把一絡げに集まってカタカナ英語混じりの意味不明の歌詞を跳んだり跳ねたりして歌っているのである。歌詞やメロディーのしっかりした歌をちゃんと歌唱力のある歌手が歌わんかいと、ついオジさんは思ってしまうのだ。

 

 あのニューミュージックが流行った頃は音楽界も活気が有った。それがあの頃のように新しいスターが全然出てこない。もう音楽関係者は良い歌、上手い歌手を出すことを諦めてしまったのか。そこで提案しよう。今、上り坂の企業にスポンサーになって貰い、嘗てのようにうだれでも口ずさめるヒット曲を開発することだ。

 

 無論自社のCMソングに採用したって構わない。嘗てのヒット曲はそれらから生まれたものも少なくない。コロナ禍で沈滞した世をせめて歌だけでも活性化したいではないか。流行歌だけでは無い。他の音楽も然りである。旅番組、山番組も結構だけど音楽も心を癒やしてくれるのである。良質の音楽番組の復活を期待するもので有る。