すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

季節風

 昨晩からこの冬一番の強風が荒れ狂っている。佐渡では結構被害が出たようで心配している。冬の季節風は台風と違って一過性のものではないからだ。冬型の気圧配置が続く限りずっと吹いている。佐渡のような島や柏崎のような海岸部では風の心配、湯沢や津南のような山間部では雪の心配と言うわけだ。

 

 だから亡くなった親父殿は

「風がゴーゴー吹いて騒がしいときは雪が積もる心配がねえ。それよりも静かな時が怖い。『黙り(だんまり)虫の壁破り』と言ってな。黙って降ってるときが積もるんだ」

と言っていた。確かにそうである。風が強いと山間部に雪はみんな飛んで行ってしまうからで有る。まあ、山間部の人は堪ったもんではないだろうが、人間、自分の所が無事で有れば他人の苦労は気に掛けない物で有る。困ったもんですな。(笑)

 

 しかし今私が住んでいる所はとにかく風が強い。我が家と道を挟んだ所にある公園は以前は山だったので、ある程度南西の風はブロックしてくれていたのだが、今は見晴らしが良くなって地元の霊峰米山の姿が拝めるのはいいが、北西の風がもろに当たり、以前の家だった時は揺れに揺れた。だから台風なんぞよりこの冬の季節風の方が余程質が悪いのである。

 

 亡くなったN君なんぞは我が家に泊まった時その風の強さに驚いた物で有る。彼は湯沢に住んでいたから少々の雪には驚かないがこの風の強さにはびっくりした物だ。まあ、風が吹かなければ雪は沢山降るし、両方上手く行くと言うことは中々無い物ですな。

 

 ともかくこの季節になると熟々太平洋側にすんでいる人が羨ましくなるのです。こちらは毎日の様に強風が吹き荒れ、来る日も来る日も鉛色の空。長野県にお住まいの方から言われたことが有ります。

「少しくらい寒くたって構わないんだけど雪の量とあの鉛色の空がねえ。そりゃあ、長野県だってお天気の悪い日は有ってこちらより寒いけど晴れた日はパア~ッと青空が広がるんですよ。でもこちらの空はねえ・・・。」

とまあ、あからさまに言われました。確かに新潟県はこの空のせいか、自殺者が多い県なんだそうな。でもねえ、だからこそ新潟県人は辛抱強くまた、粘り強いんですよ。えへへ、負け惜しみでしょうかね。