すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

海谷山塊

 テレビを見ていたらNHK百名山糸魚川の海谷山塊をやっていた。おほー、良くこんなローカルな山を取り上げた物だと驚いた。海谷山塊は青海駒ヶ岳、鬼ヶ面山、鋸岳などから成る山塊で2000mにも満たない山々だが、ハシゴ、ロープなどが随所に有り、時には藪漕ぎみたいな所も有ってかなり危険な所も通過しなければならない。もちろん縦走などは登山経験豊富な人と行くべきで、間違っても単独行は止めた方が良い。登山技術と体力が無い人には到底縦走は無理だろう。ましてや日の暮れるのが早い秋の時期は避けた方がいいのだが、どうしても低山故、夏の暑い時は敬遠されるようだ。(笑)ネットでこの山塊を縦走した記事を見ると何れも10月辺りが多い。

 

 私も青海駒ヶ岳は2回、鋸岳は1回登っているが、三山縦走は流石にやったことが無い。まだ命が惜しい。(笑)もっとも腰痛でとてももう登山は無理だが。さて、その駒ヶ岳登山は以前このブログで書いたことがあった。では鋸岳はというと、これが何とキノコを途中で見つけて採った事しか書いてなかった。あらま、確か書いたような気がしたんだけど、全く記憶というのは当てになりませんな。

 

 そこで思い出す意味でも遅ればせながらその時のことを書いてみることにしよう。あの頃はまだ私も60歳手前。まだまだ体力は有った。同行のウーさんも同様だ。調べてみると2011年10月27日に登っている。高い山はもう白くなり始めた頃だ。事実この日は近くの雨飾山や焼山が冠雪した。

 

 天飾温泉(梶山新湯)に早朝車を置き、登山口を探すが中々分からない。漸く探し当てて登山開始です。

 

うわー、最初に川を渡って行くのか。これじゃ分からないはずだよ。

 

最初から急登? ここはまだ前山でこれを越えて行かねばなりません。

 

登山口の標識がありました。

 

二度目の渡渉です。登ったり下ったりで果たしてちゃんと標高を稼いでいるのだろうか?

 

雨飾山へ行く分岐点の所に来ました。勿論私達は左です。あと30分。頑張んべえ。

 

近くのお山も薄らと雪化粧です。

 

左は鬼ヶ面山、右は鋸岳。頂上はどうやら冠雪しているようだ。

 

 漸く頂上が見えてきたが本番はここから。こんな日に来ているのは私達だけかと思っていたら先客がいた。二人組だ。しかしどうも何か迷っているみたいだ。結局一人は頂上アタックの急登にビビってここで引き返すと言い、相棒さんだけが登っていったようだ。私達がそこへ来た時は早くも降りてきていたが、やはり物好きはいる物ですなあ。

 

頂上アタックの急登地点に来た。ここまでは大した事が無かったが、ここからがこのお山の本番なんですな。

 

頂上へはもの凄い急登で両側は崖となっている。でもこのロープ、ご覧のように結び目が無い上、上へ行くと雪で濡れてツルツル滑るんだよね。しっかり掴まっていないとあの世行きです、ハイ。(笑)

 

 頂上へ着きました。やはり雪が有りましたね。通常はここでビールで乾杯して昼食にするのですが、ウーさんは頂上から下る時に酔っ払ってて落下しかねないからと、急登を下ったところでお昼にすることにしました。まあ、ここは雪が有って寒いしね。

 

頂上三角点

 

快晴の空に聳え立つ焼山

 

後立山連峰も左端の鹿島槍ヶ岳から右端の雪倉岳までしっかり見えます。

 

雨飾山の堂々とした姿

 

鬼ヶ面山の急峻な岩肌が良く見える。

 

 さて我々のようなトーシローには縦走なんてとても無理だから鬼ヶ面山は諦めてと言うか、最初から計画に無いから紅葉を楽しんで下山です。最後は天飾温泉の「都忘れの湯」に浸かって汗を流しました。

 

錦繍のブナ林

 

 

 ところで今日テレビを見ていると青海駒ヶ岳の登山口は山峡パークの他にもう一つ根知から登るコースが有るらしくて、どうもそちらはもっとスリリングで眺望も良いらしい。私達は2度ともそちらから行かなかったので些か残念でした。まあ、そんな訳で本日は過去の登山を回顧しました。