最近は手書きで書類を作ることなどが余り無いため、すっかり漢字を忘れてしまった。どうも書く時にこれで良かったのかなとか、何かこの字おかしくないか、等と不安を覚えるのである。
もう字を書くのはすっかり日本語入力ソフトにお任せするようになってしまったから、どうしても忘れてしまうのはしょうがないが、それにしても名前を思い出せないのと同様にかなりヒドイ。(笑) たまに書く練習をしないと益々酷くなりそうだ。
これで漢字を読む方はどちらかと言うと以前より読めるのに、書く方は反比例して衰えて行く。やはり日常的に書いていないと駄目なんだねえ。その点書道をやっている人なんか常に文字を書いている訳だから忘れないだろう。
英単語の綴りも同様で書いていないとやはり自信が無い。大体若い頃は覚えた物を中々忘れることが無かった。実際二十歳代に英会話を独学で勉強していたが、有り難い事にまだ結構覚えている。(綴りは別として)
所が歳を取ってから勉強したスペイン語はもはや綺麗さっぱり忘れてしまった。これを見ても何かを覚えると言うのは、やはり脳細胞が若くて活発な時に限りますな。ああ、ところで漢字でしたね。私は漢字の練習をするというのが大嫌いで、テストの前になんぞ練習したことがありませんでした。
小学校の漢字テストでは前回間違った漢字をまた間違えたため、担任教師から嫌みを言われた物だ。私は心の中で(うるせいな。国語の能力は何も漢字の書き取りが出来れば良いという物では有るまい。オイラはもっと文学の中身を追求しているんだ)と呟いた物で有る。当時から私の臍は真横に付いていたのである。(笑)
そういう訳で漢字は書き取り練習などせずに自然に覚えたのである。だから漢字を書く時の所謂書き順はメチャクチャだ。(笑) 結果が同じならば良しですぅ。余り書き取り練習をしたことが無いから、余計にこの歳になると書けなくなるのかも知れない。
まあ、私の字はミミズがのたくったような字だからお世辞にも上手いとは言えない。だからお得意様の会社へ出す書類は何時も親父殿に書いて貰っていたが、亡くなってからはそうも行かないので、パソコンを買ってワープロソフトを使うようになった。だからその頃から漢字忘れ現象は徐々に始まっていたのだろう。まあ、これからはたまに何か手書きをすることにしますか。