すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

虫のついたナメコ

二日続きのよいお天気だったが11月3日の亡父の13回忌の準備をした位で終日何もしなかった。午後にUさんやKさんが訪ねて来たのだが、それで暇が無かった訳ではない。実は昨日採って来たナメコの虫取りに時間を割かれてしまったのだ。昨晩、採って来たナメコのゴミを取り、塩水につけると何やら変な細かいものがたくさん浮かんで来た。よく見るととても細かい虫で一部は水を入れたポリバケツの縁を登ってくる。あらあ、こんなにたくさん虫が付いていたのねー。こりゃ、えらいこっちゃ。ま、今夜は遅いからとりあえず蓋をして表に出して置こうとなった訳です、ハイ。で、今日となる訳ですが、この虫どもを退治してくれんとて何回も水で洗い流す。ようやくかなり少なくなったので再び塩水に漬け、数時間放置。しかしこうなるとかなりキノコのぬめりも風味も無くなって何のために天然のナメコを採って来たのかわからなくなる。さて昼食にキノコ汁を作ろうと思い、先ほどのナメコを再び丁寧に荒い、根っこの石突の部分を切り取り味噌汁の他の具材と共に煮た。ところが煮あがってみるとまたもや虫がでかい面していっぱい浮かんでいるではないか。そりゃないよ、あれほど洗ったのに。どうやら煮たことで傘の襞の間に入っていたのが出てきたらしい。しかしこうなりゃ意地である。これほど面倒をしたのにいまさら捨てられるか。第一、他の具材と混ぜてしまった手前なおさらである。超細かい虫なのでよーく見てスプーンですくう。これをいったいどれくらいやった事だろう。汁が少なくなるとまた水を加え煮る、そして虫取り。いい加減嫌になる。売っているナメコを買ってきた方がよっぽどましだ。しかし、もう後には引けない。何度も繰り返すと流石に虫はほとんど見当たらなくなった。だがもうナメコの風味も何もありゃしない。そこで傍らで煮たムキタケとヒラタケのだし汁を加える。もうこうなるとナメコ汁なのかムキタケ汁なのかさっぱりわからない。取り敢えず何とかキノコ汁は完成した。しかしこれを食って下痢でもしたら?などと一瞬不安が脳裏を横切ったが、ええい、私の胃袋は貧乏時代に鍛えられておる。何のこれしき!
 と言う訳で夕食に食べたが何の異常も無し(当たり前ですね)。だが予想した通り、キノコの旨みは何も無かった。あーあ、あんなに難儀したのに・・・・
 結論:虫の激しく付いたキノコは惜しがらずに捨てるべし!労多くして益全然無し。えっ、捨てないのはお前だけだろうって。ご尤も、ハイ。