すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

熊出没につき・・・・・

あまりに良いお天気なのでまたまたお山に出かけることにした。ただしいつも鎖場のある所や、時間がかかる山というのもしんどいので、今日は極楽登山と言うことで津南町にある山伏山に登ることにした。登山口の森林公園から頂上まで30分程で登ることが出来、ノメシコキにはうってつけの山だ。
どうせ時間が余るだろうから、キノコ採りもついでにしてこようと思い、柄の長い鎌を持ってゆく。これはヒラタケやムキタケを見つけた時、手の届かないところにあったら、これで落とそうとの狙いだ。
 山道を登ってゆくと道の傍らの立ち枯れの楢の木に早速ムキタケ発見。鎌で掻き落とすも、それより高い所にあるものは採れず残念至極。結構山道を登り目指す山伏山森林公園へ着いた。看板には「無印良品津南キャンプ場総合案内」とスーパーのチラシの様なことが書いてある。ここからは円錐形の山伏山が指呼の間に見える。

 写真上:無印良品山伏山キャンプ場
    中:標高903mながら30分程で登れる山伏山
    下;山伏山荘。管理棟?

さて山にゆっくりと登り、いい景色でも見ようとUさんと歩き出したが、なにやら登山口らしき所にテープが張ってあり、熊が出没した、入るなと書いた札が下がっている。まあ、これだけなら驚くには当たらない。熊に注意の看板はあちこちの山に出ている。問題は入るなと言う事と、入山して怪我や死亡した場合キャンプ場存続のために損害賠償を請求するとある事だ。そりゃあ無いだろう。熊が出た場合、入山して怪我、あるいは死亡しても当方は責任を負いませんよ、と言うのが普通だ。ところがこのキャンプ場は損害賠償を請求すると言う。これは絶対変だ。熊は何もこのキャンプ場周辺にとどまっている訳ではあるまいし、キャンプ場そのものにも出る事があるだろう。それこそそこでキャンプをしていた人たちが熊による災難にあったら、キャンプ場は損顔賠償してくれるのか?熊を駆除もせずに山に入る人を制限し、事故が起きたら損害賠償というのは理屈に合わない。山に入る人は自己責任で入るのだ。山で遭難する人がいたとて、その山の入山制限はすまい。このキャンプ場が本当に来る人の心配をするのだったら、キャンプ場及び、周辺も立ち入り禁止にすべきなのだ。それをしないのは利益優先と言われても仕方が無い。だがそれを言ってもしょうが無い。規制されているものを犯してまでも登山する気は無い。仕方が無いから周辺散策、及びキノコ採りに変更した。

写真:熊出没につき立ち入り禁止の札

紅葉が青空に映えて美しい。だが肝心のキノコは管理人さん達が採っているのか、さっぱり見当たらない。山にも登れず、キノコも採れず、ではここにいる価値は無い。私たちは早々に最初にキノコを見つけた地点まで戻る事にした。

 写真上:青空に映える紅葉
    中:キャンプ場周辺にはモトクロスコースや池もある。
    下:紅葉は美しいもののキノコは1本も無し。

道を戻る途中でムキタケ発見。だがここでも届かない所は回収不能。やむなく最初の地点に行く。ここで新たにムキタケの生えている木を発見。だが今度も鎌は届きそうも無い。見えていて採れないのは癪に障る。そこで落ちていた丈夫そうな枝をフジヅルで結わえて、長くする事によってようやくいくつかは採れた。ここでお昼。昼食を車の中で取り、再びキノコ探索に出かける。最初にUさんがムキタケを見つける。先ほどの長柄がモノを言い、ほぼ全部回収できた。その後も順調に発見し、チャナメツムタケやナラタケの大きい物も僅かながら採る事が出来た。そして本日のホームラン。楢の立ち枯れの巨木にヒラタケの株を発見。採る時は思わず胸が高鳴った。
 その後場所を変えて入った山は藪状態で大して収穫出来ず、本日のキノコ採りはこれにて終了。帰ってからはお馴染み、キノコ博士のH先生に念のために鑑定して戴き、ついでに保存方法もアドバイスを戴いた。毎度の事ながら感謝しています。当分キノコ採取熱は収まりそうに無い。