すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

発電収支

 我が家は太陽光発電装置を屋根に上げている。実は家を建て直す時、どうしようかと迷ったのだ。つまり雪国では設置費用と売却電気料を考えた場合、どう見積もっても10年間では設置費用を回収できないからだ。これが関東なら設置しても十分見合う。冬場にむしろお天気のいい日が続くからだ。だがこちら雪国ではそういう訳には行かぬ。では、何故設置したのかと言うと興味本位とオモチャ代わり、また微力ながらのエネルギー開発、環境保護に貢献できると考えたからだ。まあ、後者2つの考えはほとんどとってつけた様なもので、本音は電気消費量、発電量に関心があったからである。
それと多くの世帯が太陽光発電装置をつける様になれば設置費用は段々下がり、設置しやすくなり、またソーラーパネル発電効率が上がり、将来的には雪国でも十分設置費用に見合うだけの発電量が得られる様になると思ったからだ。まあ、私もたまには少しでも国に役立つ事をしたい。そのための基盤になればと思ったのである。(おお、エライ!)
 だがそうは言っても一体年間どのくらい売電しているのか知りたい。そこで昨年1年間の売却電気料を調べてみると発電量3,005kwで144,240円也。消費電気料が消費量12,393kwで159,292円。差し引き15,052円の赤字である。
これを見てもわかる様に発電量は消費量の約4分の1程度である。にもかかわらず15,000円程度の赤字で済んでいるのは売却電気料が国の補助で高い事と(1kw当たり48円)消費電力の内、深夜電力が入っているのでその分安いためである。
 さて結局年間我が家のソーラーシステムは145,000円程しか稼がなかった事になる。設置費用が国の補助を差し引いても270万円程かかっているから、とても10年間では回収不能だ。また10年間の内にはメインテナンス費用や修繕費用もかかるであろうから、設置費用の半分も回収できれば御の字である。ま、正直な所もう少し稼いでくれて消費電気料くらいは賄ってくれるかなと期待したのだが、少々甘かった様だ。やはり雪国。昨年の我が家の例で行くと売電額が買電額を上回ったのは5〜10月の5ヶ月間だけだ。我が家はオール電化だから、これでは消費電気料を発電で賄うのはちと苦しい。だが電気料に関しては今ではガスを使っていなくてこの額だから、かなりエネルギーを節約している事になる。
 と言う訳でガス代が設置費用に化けたと言う風に考えれば、そんなに損でも無かろう。環境保全に、エネルギー開発に多少なりとも寄与していると考えれば悪くない。(おお、自分を納得させるのに必死じゃの〜、ヒッヒッヒ)さて今年の発電収支はどうなることやら、結果はまた来年ご報告を。