すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

今年初めの山登り

 雪を被った雄大浅間山が見たくて今年初めての山登りに出かけた。お山は浅間山の前衛峰、浅間隠山である。お天気は幸い山のある方は晴れるようなので浅間の勇姿を楽しみに出かけた。メンバーはお散歩クラブのMさん、Uさん、私である。登山口は時間の関係で二度上峠側の登山口にした。Mさんが晩の6時から飲み会が入っているからである。実はMさん、昨日と今日の飲み会連チャンなのである。
 柏崎を午前7時半に出発。車は群馬県中之条町の方へ向かう。さて二度上峠が近付くにつれて雪が出てきた。予想通りではあるが実はもう少し少ないのではと思っていた。日陰はまだ道路が凍結していた。10時20分に登山口近くの駐車場に車を駐める。既に何台も車が駐まっている。晴天なので皆考える事は同じ様だ。

 写真:雪はしっかりある。4月なのにここがこんなに雪があるとは信じがたい。
   以前浅間隠山と反対側にある鼻曲山に2月に登った時でさえこんなに
   雪はなかった。

登山口を10時半に出発。降ったばかりの新雪が日に映えて眩しいくらいだ。立木に色々ペイントしてあるのだが雪が付いたりしているので読めない物も有る。道は新雪の下が凍結しているので滑る。アイゼンを持って来た方が良かったかも。急坂で少し難儀するかも知れない。


 写真:登山口

 写真:至る所の立木にペイントしてある。

昨日宴会のあったMさんはどうも体調が良くないようだ。たぶん夕べの酒が抜けきっていないに違いない。私も経験有るが酒が完全に抜けきっていないと山登りはきつい。息切れがして体が思うように動かない。遅れがちなMさんの為しばしば小休止を取る。まあ頂上まで1時間半程の山だからのんびり行く事にした。第3地点と木にペイントしてある地点に来た。浅間隠山への標識がある。ここはなだらかでここからやや下る。どうやら今迄が前山でこれからが本山のようだ。鞍部を通過していよいよ急登となる。

 写真:第3ポイントにある標識。ここから直(じき)に本山への急登となる。

道はやはり滑って歩きにくいが雪が深くないので何とかアイゼン無しでも行けそうだ。Mさんはまだつらそうだが根性で頑張ってもらうしかない。(鬼!)樹間から角落山(つのおちやま)方面が見える。しかし浅間山方面は少し雲がかかっているようでどうもその姿は期待できそうもない。日が差しているので休憩の時羽織っているジャンパーを脱いだ。天気は決して悪くないのに山が見えない。無念、こんな筈じゃなかったのに・・・・・

 写真:凍った木々の間から角落山が見える。

どうやら急登の終わりが来たようだ。左手の方向に目指す浅間隠山の頂上が見えてきた。木々も背丈が低くなってきた。途中で下山してきた人に何人も出会ったので浅間は見えましたと尋ねるのだが、いずれの方も今日は駄目とのお返事。先ほどまでは頂上付近が見えないだけだったが、どうも今は中腹辺りまで雲がかかっているようだ。最後の登りになったので私は疲労困憊のMさんをほったらかしにして(ひどい!だが頂上近くになればまあこんなもんです。)頂上へ向かう。浅間はやはり雲に隠れて見えなかった、残念、天気予報を当てにしてはるばる柏崎からやって来たというのに・・・・Uさん、次いでMさんが頂上にやって来る。Mさんは1時間50分程で頂上に着いた。

 写真:期待していた雪を被った壮麗な浅間山は雲の中。無念。

 写真:頑張れ、Mさん。頂上はほんのすぐそこだ。

頂上は誰もいなくて我々の貸し切り状態だった。風を避けて木陰にアルミシートを敷き昼食を摂る。厚着をしてきたので思ったより寒くはないが手袋を外すと手が冷たくなるのには参った。コンロでお湯を沸かしインスタント味噌汁で暖まる。頂上到着直後は見えていた榛名山方面や妙義山方面も瞬く間に雲で見えなくなる。そのうちに雪が舞ってきた。これだから山の天気はわからない。浅間が見えなければ長居は無用だ。昼食後は手早く荷物をまとめ撤収。下山へ向かう。

 写真:鼻曲山(画面中央に見える三つの山の一番右)

 写真:妙義山方面(霞んで鋸の歯の如くギザギザしている山)

 写真:榛名山方面(この後徐々に雲がかかり見えなくなる。)

 写真:遂にその姿を見せる事のなかった浅間山

帰りは降りるだけだから至って楽だ。昼食を摂ったMさんも元気を取り戻した。ただ下りの急坂は滑ってすこぶる危ない。皆何回も尻餅をついた。下山途中も目まぐるしくお天気は変化して時折日が差した。1時間程で下山した。時間がまだあったので二度上峠へ向かってみたがやはり浅間は雲の中だった。今日は縁がなかったなあ。帰路登山口から車で少し行った所のはまゆう山荘で汗を流す。Mさんは今晩も6時から飲み会との事。ごくろうさん。せいぜい飲み会で今日の山登りの話を肴に美味しい酒を飲んでおくれ。あ、それから決してすかんぴんの奴にだまされたとか言ってはならんぞ。

 写真:登った山を振り返る。(白樺の木を挟んで左側の山が浅間隠山)

 写真:はい、無事に登山口に帰ってきました。