すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

お散歩クラブの初登山(例によってだらだらと長いです)

 昨日Mさんが遊びに来た時たまたまこの冬の山岳遭難の話になった。で私が地元の山八石山(はちこくさん)なら冬でも遭難の心配は無いよ、と言ったら
 「俺は地元の山、米山や八石山に登った事まだ無いんだよね」
と言う。え、そうなのか?
 「君、キミ、それは柏崎人としてとても恥ずかしい事だよ。もう老い先短いんだから今のうちに登っときなさい。」
 「じゃあ明日登ろうか。」
え?そりゃあまた何と気が早い。ま、しかし思い立ったが吉日。では今年のお散歩クラブ最初の登山と言う事にしよう。メンバーのUさんにも連絡して本日9:30に我家に集合ということでMさんに電話したら、
 「どんな支度をしていけばいい?」
 「まあ、軽い山とは言え一応山登りだから、汗を余りかくのも風邪を引く原因になるから、あんまり厚着をしない方がいいよ。登山用雨合羽で十分だ。あと飲み物と軽くお腹に入れる物か何かあればそれでよし。」
で、本日の朝MさんもUさんも予定より早く9:00に到着。まだ時間が有るのでコーヒーを飲んでから支度に取りかかる。私が昔のスキーウェアーを着始めると、
 「あ?俺たちには薄着で十分なんて言っておいて自分はそんなふかふか厚々とした物着やがって。」
 「ま、待て。これには深〜い理由があるんだよ。まーまー落ち着いて。」
 「何が落ち着いてだ。全く言ってる事とやる事が違うんだから。キッタネー野郎だ。」

 と、出がけに一悶着有りましたが現地に着きましてしていざ出発。車を駐めた所から駐車場まではこの間と違って道幅が広く雪が掘ってあって、車の通った跡があった。ここまでは随分歩きやすくなったが、杉林を抜け第二駐車場にある登山口に着いたら、この間(1月5日)より雪の量は増えていた。Mさんは昨年秋より散歩をしていないからいささか不安だったようだが、何とかついて来る。だが道が急登になってから怪しくなる。極端に歩くスピードが落ちた。無理も無い。踏み固められたところが急勾配で足を水平に置けないため歩き辛く、道を外れれば雪の中にもぐるといった具合だ。Mさん倒けつ転びつ悪戦苦闘。後から来た登山客にどんどん追い抜かれて行く。ま、しかし登山は競争ではないんだからゆっくり行きましょう。こうなるだろうと思って私は厚着をして来たのだよ。君たち私の深謀遠慮というものがわかったかい、オッホン。

 Uさんは待ちきれずに一足早く山頂へ。慈悲深い私はMさんを見捨てるようなことはしないでエスコートして行く。Mさんは息が荒く歩き辛そうだから、私が先に立ち歩きやすいようにしっかり靴で雪面に蹴りを入れて、水平に足を置けるように踏み固めてゆく。頑張れMさん、頂上はもうすぐだ。(と、いつもこう言って騙して歩かせる)

 ようやく急坂を登りきり頂上小屋が見えてきた。頂上でUさんが出迎えてくれた。私は後から来た昔の駅伝仲間のTさんに会って懐かしかった。
豆の木小屋に入り、軽くお腹に詰め込休んだ後下山に向かう。今日はこの前ほどの好天ではなかったが、比較的穏やかで時折薄日が差し、登山日としては決して悪いお天気ではなかった。帰りはそれこそ転がるよう、滑るようにしてあっという間に下山。

 帰りの車の中でMさんの携帯に電話があったが、何とMさん、午後から出なければならない会議をすっかり忘れていたとの事。我が家で汗をかいた下着を取り替え急遽会議場へ向かう。疲れで会議中爆睡しなければ良いが・・・。そして明日は太腿が筋肉痛に見舞われることだろう。ご愁傷様です、ハイ。