すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

音楽漬け

 昨日Yさんから作って戴いた回転シェル付きカートリッジの効果が余りに絶大だったので、今日は次から次へとレコードを聴いた。今迄の回転しないシェルに着けていたカートリッジでは歪みっぽいレコードが何枚か有ったが、このカートリッジで聴くと見事のその歪みっぽさが取れた。また音抜けも良く力強さが増した。録音の良いレコードは一段とリアルに聞こえる。

 ここで面白い事に以前私が持っていたシステムの時に良く掛けたテラーク盤「1812年」はその時はすごく音のいいレコードだと思っていたのだが、今回聴いてみると大したことが無い。これはどう言うこっちゃ?このテラーク盤はオーディオファンなら知る人ぞ知るレコードで大砲の発射音を入れてド迫力の演奏にした事で有名である。レコード盤を見ると大砲の音を刻んだ溝の所がうねっているのが肉眼でもハッキリ見て取れる。以前私が持っていたアームとカートリッジではちゃんとトレース出来たのだが、その後音楽性豊かなカートリッジに嵌まってしまい、(オルトフォンSPU)そちらをほとんど常用したためにそのアームとカートリッジは友達に売っぱらってしまっていたのだ。だがその後常用としたカートリッジは音はいいのだがなにせトレース能力が良くない。前記テラーク盤を再生しよう物なら盛大に針飛びを起こす。以来このレコードは20年以上も再生されないで来ていた。で、今回回転シェルにしたのでひょットしたらと思い再生してみると途中危ない所もあったが最後までちゃんとトレース出来た。これは素直に嬉しかったが、音がいいと思い込んでいたレコードが今回再生してみると大したことが無いのだ。大したことがないと言うよりつまらなく聞こえる。元々録音は定評あるレコードであっても演奏は大したことが無かったレコードであるから、余計嗚呼こんなもんだったのかと少しガックリした。う〜ん、このカートリッジは本当に音の良い録音のレコードだけしか良く聞えないのか?

 テラーク盤にがっかりした事への反動のせいか次から次へと色々とレコードを掛けてみた。皆一様に音が良くなったと感じたが、皮肉にもにテラーク盤だけ例外となった。こんなにもすごいこの回転シェルであるが、唯一欠点と思われるのが針が内周へ来ると音像がやや右側へ寄ってしまう事である。まあ、あんまり気にしなければどうってこと無いんだけどね。ともあれその後も図書館から借りて来たCDなども交えて聴きまくった。それにしてもホント我家の音は良くなったな〜。これならその辺のジャズ喫茶と勝負しても10戦10勝じゃ!お暇な方は聴きに来てね。(回転シェル付きカートリッジの写真は私のホームページの掲示板に上げてあります。)