暮れも押し詰まってきてそろそろ大掃除をしなければならない所だが、ノメシ癖が付いたのか一向にその気が起こらない。だが起こらないからと言ってやらない訳にも行かない。取り敢えず面倒臭い奴から手を付けることにした。ハイ、それは換気扇掃除。
考えてみたら去年はやろうとしたら確か誰か来てオイラに「しなくてもいいんじゃない？」など囁いてサボらせた記憶がある。まあ、確かに一昨年掃除した時は碌に汚れていなかったから、昨年貰分大丈夫だろうという気持ちが働いてサボってしまったのだ。そもそも換気扇は一ヶ月に一回くらいは掃除するべきなんだが、面倒臭いもんだからつい一年に一回となってしまう。それが去年は掃除しなかったのだから、今年はどうでもやらなければならない。
で、重い腰を上げて取りかかったのだが正直外すのがいささか怖かった。油でネトネトになってやしまいかと思ったのである。しかし外してみるとそれほど酷くはなかった。だが整流板はともかく換気扇の羽根を洗うのが面倒だった。指が羽根の溝に入りづらいから思うように洗えない。そこで歯ブラシの古い物を使ったが、あっという間に汚くなってしまった。溝に付いた油は埃と一体になっているから中々落ちない。散々やったが疲れて嫌になってしまった。はい、続きは一ヶ月後にまたやろうっと。私はあっさりと白旗を揚げた。
まあ昨年みたいに何にもしないより増しでしょ。とにかく一番面倒な換気扇掃除が終わった。後は梁の上のすす払いや床掃除、ガラスふき辺りで誤魔化しておこう。（それも果してするかどうかわからないけど・・・・）あー、諸君、正月なんぞに尋ねてくるでないぞ。金がないからおせち料理も用意してないし、掃除も碌にしてないのだから。第一相手をするのが面倒臭い。正月くらいゆっくり寝たいもん。（いつもゆっくり寝てるじゃねーか）
