Ｍさんがやって来て日帰り温泉に行かないかという。私は今日でないと思っていたので、気軽にうん、いいよと応えたら、何と今日だとの事。
「ええー、雪が降ってきたじゃないの。」
「明日になれば積もっているかも知れないから、今日の方がいい。」
あら、そう？で行く場所は色々迷ったが雪が激しく降ってきたので、山手の方の温泉は止めて、海岸近くの温泉にしようと言う事になった。お散歩クラブのメンバーＵさんも誘うと二つ返事で「行く−！」
で、隣町の温泉へＧＯ！雪が降っているにも拘わらず、３連休とあって駐車場はほぼ満杯だった。いつもは山帰りくらいにしか立ち寄らないここの温泉だが。今日はしっかり入るぞ−。入湯料は一人６００円だが何とＭさんが奢ってくれるという。（イヨッ、お大尽！）入浴時間は１時間１５分ほど。これくらいの時間ならゆったり入れる。お風呂場はさながらテルマエ・ロマエに出てくるような西洋風の感じで中々良い。露天風呂にもビーナス像みたいな像が配置してあって一層雰囲気を醸し出している。
折角時間があるのだからサウナにも入らなくちゃ。最近は運動をしないから余り汗をかく機会がない。新陳代謝を促すためにもサウナは中々良いのじゃよ。サウナには先客の方がいた。湯気と言うより霧が立ちこめているような感じだ。どうやらミストサウナらしい。私が先に入っていると後からＭさんもやって来た。が、直ぐに敢えなくGive Upして出ていった。私はと言うと一向に汗が出てこない。余り汗を沢山かく体質ではないからと思っていたが、サウナにこれだけ入っていて大して暑く感じないのだから、ひょっとして鈍感なのか？温度計を見たら何とたったの５６度。道理で暑く感じない訳だ。どうやらミストサウナだから温度を高くしてないようだ。通常のサウナなら９０度くらいは有る。
それでも長く入っていれば汗をかくかなと思って辛抱強く座っていた。天井からは熱いしずくがポタリポタリと落ちてくる、さながらろうそくを垂らされているようで。思わず「嗚呼、アア〜ン。」と悶えそう。（アホ！）幾ら長く入っていても、体に中の方から汗をかかないので止めて出た。時間の無駄だったが、ろうそく責めは面白かったな。（変態か、お前は）
露天風呂も有るのでそちらも入る。外へ出ると雪が降ってるだけに流石に冷気が肌を刺す。だかお風呂へ入れば、アー、極楽極楽。いいなあ、仕事をしないでのんびりと湯船に浸かって雪景色を見られるとは。これで別嬪さんと二人で酒でもあれば最高なんだが。
風呂から上がると直ぐに貧乏人の現実に戻される。まあ、でも昼間ゆったりと入る温泉は良かったですよ。久しぶりにのんびりした午後でした。
