昨日、今日と蕎麦の刈り取りに行ってきた。刈り取る道具はコンバイン？まさか。鎌？いやいやそれも違う。じゃあ何？鋏です。あ〜、そんなもんで刈れるのか？はい、ウチの蕎麦は大したことないから、これで十分なんです。何せ畑の面積その物が大して広くない。おまけに蕎麦がびっしりと畑を埋め尽くしている訳では無いから、収量も少ない。そして何より蕎麦の成長が悪いから、草丈も高くないし、茎その物も細い。
はい、こんな根性無しの蕎麦だから鋏でＯＫなんです。更に鋏で切っていたんですが、まどろっこしくなったので、素手で引きちぎることにしました。この方がずっと早い。だが成長が悪かったので、雑草の間に隠れていて蕎麦だけを選びにくい。夏蕎麦はまっすぐ紐を張って、それに沿うように種を蒔いたから、直線的に鋏を入れて行けば楽だった。そして雑草もまだそれほど伸びていませんでしたから。ところが秋蕎麦の場合は芽が出なかったのが有ったので、あとから追加でばらまくように種を蒔いたものだから、直線的に刈り取り出来ない。あー、面倒くさい。腰が痛いよう〜。
蕎麦を作っている所でこんな風に手刈りをしている所なんか有りはしないだろう。さてそのうちオイラは手で引っこ抜くのも面倒になり、蕎麦の種だけを取るようにした。この方がかさばらなくていいや。それにしても中々終わらないなあ。スギナやカヤツリグサが邪魔をして、刈り取りづらいったらありゃしない。
ハア〜、やっと終わった。これで昨日今日と半日ずつ刈ったが、夏蕎麦の収量より多いだろうか？えーと、種は１ｋｇしか蒔かなかったんだから、それ以上の収量があればいいことになるのだが・・・・。あ、でも石灰や肥料もちょいと入れてるからなあ。本当はその何倍も採れなければいけないんだが、どう見たってそんなにあるとは思えない。トホホ、今年も駄目だこりゃあ。やっぱりこの畑は肥料が足りないんだろうな。うーん、来シーズンはどうするべえ？
まったくこんなに手間暇か掛けてこんな収量なら作る意味が無いんだが、一度くらい大量収穫をしてみたい。くっそー、こうなりゃ意地だ。来年こそいっぺこと採ってやる〜。でもこれって「盗人に追銭」か？今まで蕎麦畑に投資した金額で蕎麦粉が相当量買えるんじゃないの？やっぱり素人農法はあきまへんなあ。ま、ウチの蕎麦作りははただの土いじりのようで・・・・。はてさてこの先どうなりますことやら。
