すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

レコード・ジャケット

 レコード棚が満員のため最近はあまり頻繁にレコードを買わなくなったが、それでも「お、これは?」というレコードを見つけるとつい手を出してしまう。そんなときの判断は大抵そのレコードの顔、すなわちジャケットデザインで有る。俗に言う「ジャケットデザインがいいレコードは中身もいい」はあながち嘘でも無い。

 さて今回もリサイクルショップで一枚見つけましたよ。
サッチモことルイ・アームストロングのアルバム。このジャケットの写真は非常に有名なのだが、まさかレコードに使われているとは思わなかった。もうこれは買いの一手です。中身何ぞどうでもいい。(笑)私はサッチモだけで20枚近くのアルバムが有るから。

 しかし数多く買っていると中にはジャケットはいいんだが、中身はからっきしという奴もある。そんなときは一杯飲んだと思ってあきらめることにしている。

 さてジャッケットの話というとエラージャケットのことに触れてみたいと思う。これはKさんから聞いた話だが以前持っていたソニー・クラークのクール・ストラッティンというレコードのジャケット写真が裏焼きになっていたというのだ。残念にもこのレコードは友人に譲ってしまったのこと。惜しいことをしたなあ。で、ネットで調べるとこの逆歩行ジャケは米国盤でやはりミスで販売されたそうな。まあ、このクール・ストラッティンは第2集も有ってこれはジャケットは逆歩行だが若干歩き方が違っていて、しかも色気度が不足しているような気がする。(笑)明らかに別モデルですな、これは。

「クール・ストラッティン」ステレオ盤正式ジャケット 

米盤 エラージャケ

「クール・ストラッティン」第2集

 Kさんなんかは「この女の足首ちょっと太すぎないか?」と写っている女の足首にまでイチャモン?をつけるのである。彼は実によく観察していて以前私が持っていたジミー・ドーシーのレコード(ジャケは良かったが中身があんまりつまらないので友人に売った)に写っている女が胸元の開いたシャツを着ているので、ジャケットを斜めにし、「こうするとシャツの中身が見えるような気がしない?」と宣うので有る。しょうもないけど楽しい発想をする人なのだ。

 閑話休題。私もエラー・ジャケットのレコードを持っている。それは表の写真と裏のライナー・ノーツが貼り方が違っていて、裏が逆さまに貼られているのである。まあ、これなんぞはエラーの部に入らないと思うが、米国人というのは仕事がいい加減というのがよくわかる。かつて購入したビリー・ホリデイの3枚組アルバムのレコードのうちセンターレーベルが同じ物が有った。しかし中身はちゃんと違っていた。まあレーベルを貼る時に間違ったのだろうが、こんな例は米盤の場合枚挙にいとまが無い。

 まあ、よく言えばおおらか、悪く言えばいい加減なんだが、たまに間違ってくれるお陰で「どうじゃ、ワシはこんな珍しい盤をもっておるのじゃぞ」と自慢できるので有る。そういう意味ではアメリカ人に感謝?

さて、という訳で折角クール・ストラッティンを取り上げたのだから、ついでに聞いてみてくださいな。まあ、ジャズファンにとっては今更だとは思うし、私も以前載せたような気がするんだけど、ま、いいですよね?