すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

国道8号バイパス工事視察

 市の主催する国道8号線バイパス工事の現場視察に行ってきた。これは毎年恒例になっているが、地元のトンネル工事を始めとして各地のバイパス工事の進捗状況や、建設技術を目の当たりに出来るので楽しみにしている。これは工事完成前に見る事が出来るので、ある意味町内会長の役得と言える。

 さて今日はまず最初に新潟県の西の外れ、親不知(おやしらず)の工事現場に向かう。ここは潮風による塩害で鉄筋やコンクリートが早く駄目になるため、被害の酷いのを中心に橋脚の建て替え工事を行っていた。

親不知は北アルプスがそのまま海に落ち込んでいる地点なので
海岸のすぐ側を高速道路、国道8号、鉄道などが通っている。
写真に写っているのは高速道路。

波に洗われる高速道路の橋脚。

新たに山側に橋脚を建て、バイパスにする工事だ。
そのまた山側に越後トキめき鉄道の日本海ひすいラインが走っている。

 普通の場所にある橋脚なら50年の耐久性を見込んでいるが塩害のため40年で立て替えとなった。このため新しく建てる場合は随所に塩害に対する工夫が盛られている。

鉄筋も樹脂でコーティングした物を使い、切断口から錆が
入らないようにするため、切断は行わないとの事。

バスの中から撮った写真なので窓に反射して申し訳ありませんが、
ご覧のようにコンクリートが剥がれ落ち、錆びた鉄筋がむき出し
になっている。

同じくバスの中からの写真だが、橋脚に使われている免震装置。
これは高速道路の物だが、何と1個当たり200万円するという。
如何に道路に金が掛かるか、これでおわかりだろう。

 さて親不知での視察を終え、地元柏崎のバイパス工事の最難関工事箇所であるトンネル工事現場に向かう。昨年と比べてさぞや進捗してるだろうと思ったら、さに非ず。トンネル導入部道路のボックス工事が僅か50m程出来ただけだった。う〜ん、もうちょっと出来てると思ったんだが・・・・・。導入道路地点は地盤が悪いため、その改良工事をただ今行っていたが、未だにこんな事をやっていて、トンネル掘削の開始がまだ予定が立たないというのだから、こりゃあ完成は何時になるんだか・・・・。

地盤改良。地面の下の柔らかい土を掘り出し、代わりにセメントを
混入する。 

トンネル導入道路のためのボックス型トンネル。
まだ僅か50m程しか出来ていない。

 完成が待ち遠しいバイパスだが、果たして私が生きてる内に日の目を見るのか、なンか怪しくなってきたなあ。まあ、トンネルが完成すれば一瀉千里なのかも知れないが、それが何時になるかが問題だ。国の予算もある事だし、公共事業と言うのは簡単に進まない物だと熟々思いました。